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おうち教育で子ども2人医学部合格

子供を自分の望む将来へ誘導するのはNG? 親がすべきこととは

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

あなたは子供の将来について考えていますか?子供にはどんな大人になって欲しいですか?どんな職業に就いて欲しいと思っていますか?子育てにおいて、親が子供に求めることや期待することは人さまざまだと思います。健康で幸せな生活を送ってくれることは、全ての親の願いだと思いますが、将来の職業について具体的に思い描いている親も多いでしょう。そのため、親が望む方向に子供を進ませることが親の教育方針となる場合もあります。

しかし、子供は自分のやりたいことや興味を持っていることがあります。そのため、親が自分の理想を押し付けることが逆効果になる場合もあります。今回は、子供が希望する道を進んでいけるように親はどのようなサポートをしたら良いかについて書いていきます。

 

1.親が描く将来と子供の夢の違いについて】

親は子供に幸せな将来を望みます。それは、当然のことです。中でも、具体的に将来設計を思い描き、子供を思い描いた将来に誘導するため努力をする親も多いと思います。親が思い描く子供の将来とは、自分の理想や経験、社会情勢などから考えられます。

親自身が既に自分で満足のいく職業に就いている場合、子供も同じ職業に就かせたいと望むケースはよくあります。例えば、親が政治家なら子供も政治家に、親が医者なら子供も医者に、親がミュージシャンなら子供もミュージシャンに、など、親は自分の安泰のポジションを子供にもと望む場合は少なくないと思います。現に、私の子供2人が医学部入学で気づいたのは、ほぼ半数が医者の子供だったことです。また、親が自分の職業とは別の職業を子供に望む場合も多いと思います。

一方、子供が描く夢は必ずしも親の理想とは一致しないことは多々あります。医者にさせたい親とパティシエになりたい子供、公務員を希望する親とサッカー選手になりたい子供、家業を継いでほしい親と国際的に活躍したい子供、などなど親子で理想が違うことはよくある話です。

親と子の理想や意見が違う場合、たいていは親の圧が勝ってしまいがちです。親は大人ですから論理的に自分の理想を説明できますが、子供はうまく自分の夢を表現できず、親に言い負かされてしまいます。また、子供は親をがっかりさせたくないため、自分の夢はあきらめて親の理想を受け入れてしまいます。

しかし、親が子供を自分が望む将来へと誘導することは、全く良くないことではありません。はじめは親の誘導だとしても、子供自身がその道に興味を見出し努力して進んでいくこともあるからです。その際には、子供が進んでいく途上で常に子供の希望や意見を尊重し、他の選択肢も広げてあげることが大切です。

 

【2.子供自身が夢を描くための環境を整える方法】

  1. 子供の好奇心を尊重する:子供が興味を持っていること、好きなこと、を否定せずに受け入れます。
  2. 自由に遊ばせる:自由に遊ばせることで、子供は自分で何かを発見し、創造力を身に付けていきます。
  3. 自分で選ばせる:何でも子供に選ばせることで子供は自分に自信を持てるようになります。
  4. 失敗しても怒らない:失敗しても責めずに、何が原因だったか、これからはどうすれば失敗を防げるかを親子で一緒に話し合うことで、子供は学びます。
  5. 多様な経験をさせる:旅行、スポーツ、音楽、芸術、読書など、多様な経験をさせることで、子供の視野は広がり選択肢も増えます。
  6. 日ごろから話し合う関係を作る:どんな些細な話題でも日ごろから親子で話し合う関係を作ることは大切です。今日のニュースについて、夕飯のおかずについて、学校の出来事について、芸能人のゴシップについて、などなど。親子で良好なコミュニケーションを取れていることは、お互いの意見を言いやすい関係です。将来の話もお互い話しやすくなります。

 

親が子供の夢をすんなり受け入れられない時

どう考えても子供の夢を後押しできないと思うこともあるかもしれません。その場合、親は子供を説得するよりも前にやるべきことがあります。

  • 配偶者に相談する
  • 両親や義両親の意見を聞く
  • その道に詳しい人に相談する

つまり、第三者に相談します。子供の夢を後押しできない理由として考えられるのは、第一に、親自身の理想とかけ離れている、ことがあります。この場合、価値観や視点が違う第三者の意見は貴重です。特に、親世代は子育てについて客観的な視点を持てるので親世代の人の意見に耳を傾ける価値は充分あります。子供が希望する将来に詳しい人に話を聞いてみることも大変役立つと思います。その道の厳しさ、安全性、収入などの情報を得られます。詳しく知ることで親は安心できる場合もあり、また逆に、やはり安心できない場合もあります。その時は改めて子供と話し合います。その際は、両親揃って子供に向き合うことをおすすめします。

 

子供の夢をサポートするために親がすべきこと】

子供が自分の夢を追いかけるためには、子供自身の努力が必要です。子供が自信の夢を実現させるためには、モチベーションを維持することが必須となってきます。親は子供をサポートしていくためにすべきことを以下に挙げます。

  • 子供を認める・褒める:普段の生活の中で、例えば、成績がアップした、スポーツでうまくいった、などの成果や努力をきちんと評価して褒めてあげます。子供が自分の能力に自信を持てることは、夢を実現させるためには、重要です。
  • 目標を明確にする:小学生の頃の夢が中学生になって変わったりすることは珍しい事ではありません。その時その時で目標が変わっても、現在どの目標に向かっているのか、ということだけは明確にしておきます。将来の明確な目標が立たなくとも、短期的な目標を持つことは大事です。例えば、1年後に英検〇級を取る、などのような目標を立てて努力するモチベーションを保つ練習をします。それらの目標が達成された時は、評価し褒め称えてあげます。
  • 励ます:子供が将来の夢を実現させる道のりは、子供にとっては非常に長いものです。挫折することもあるでしょう。落ち込んでしまうこともあるでしょう。親は、ポジティブな言葉をかけて子供を励まします。子供にとって親は最大で最強のサポーターです。

 

さいごに】

親が自分の子供を自分の思い描く理想の将来に誘導することは、子供自身が持っている夢や理想を見逃すことにもなってしまいます。また、親の理想を子供に押し付けることで、子供は無理に親の期待に応えようとします。

私の場合、子供2人とも医学部に入学しましたが、1人は医学よりもエンジニアをやりたかったようです。けれど、言い出せなかった、と後になって知りました。私は子供の夢を尊重せずに、自分の価値観だけで子供に私が思い描く理想を押し付けてしまったのです。自分の反省を込めて、この記事を書くのはけっこう辛い作業でしたが、今、その子供が医師ではなくエンジニアとして活躍している姿に安堵しています。その子には、回り道をさせてしまったことを非常に申し訳なく思っています。

 

親は子供に良かれと思って自分の理想を子供に押し付けてしまいがちですが、果たして親が思い描く理想が子供にとって真の幸せなのか、ということを、今子育てをしているママさんやパパさんに考えていただきたいと思います。とはいえ、親の適度な誘導は必要だと思います。その誘導には、子供の興味や好きなことが含まれているのか、選択肢が複数あるのか、客観的に見て独善的ではないか、などに注意しながら、子供を導いていくことが良いと思います。

 

 

ともきりママ