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大学名にこだわらない。子供の大学選びを成功させるためのサポート

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

子供の将来に関わる大学選びは、親としての重要な役割です。しかし、多くの親が大学名やランキングに囚われ、学部選びの重要性を見落としてしまう傾向があると思います。確かに、日本の就職システムでは大学名が重視されていることは否定できない現実です。日本の社会では、「○○大学卒業」という肩書が水戸黄門の印籠のように使われることがよくあります。また、テレビ番組などで東大卒の人が出演すると、東大という大学名のみが強調され、その人の学部まで言及することは少ないです。

しかし、大学名だけで判断することは危険です。大学名に固執すると、子供の本当の情熱や興味を見逃し、将来の成長や幸福に影響を及ぼすかもしれません。また、現在の就職システムがいつまでも続くという保証はありません。

海外では、オックスフォードやケンブリッジスタンフォードやハーバードなどの超トップ大学卒はもちろん一目置かれますが、日本の大学のトップの東京大学卒がそれらの超トップ大学卒と同等に見られることはありません。なぜなら、日本の大学は世界大学ランキングの上位には入っていないからです。したがって、海外就職では、学部(専門性)が重視されます。大学で何を学んで身に付けたか、が重要とされるのです。

今回は、子供の将来の可能性を最大限に引き出す学部選びに焦点を当てていきます。

 

第1章:大学名に縛られるリスク

現在の日本の就職システムにおいて、大学名が重視される傾向があることは明白な事実です。社会的な評価や就職活動において、「○○大学卒業」という肩書は一定の価値を持っています。このため、多くの親が大学名に固執し、その一点に集中してしまうことがあると思います。例えば、「○○大学なら、この際、経済学部でも政治学部でもどっちでもいい」、と考えることがあるかもしれません。親心から子供により良い就職の機会に恵まれるように願う気持ちは理解できますが、このアプローチにはリスクが伴うことを忘れてはいけないと思います。

なぜなら、大学名だけで選ぶと、子供の真の能力や情熱を存分に発揮できない可能性があるからです。子供は個々に夢や理想、才能を持っています。大学名が一流でも、子供の興味が全くない学部を選んでしまった場合、子供のモチベーションは失われ、学業への取り組みが低下する可能性があります。

また、現在の就職システムがいつまでも続くとは限りません。未来の社会や産業は予測困難な変化を遂げるものです。私が長年住んでいたイギリスでは、日本のような新卒を採用するシステムはありません。個々に動いて就職を勝ち取りますが、職歴のない新卒者は希望通りの職に就けることは一般的に容易ではありません。彼らはアルバイトなどで経験を積み、自分の専門性を高めていくのです。日本が将来的にどのように変わっていくかは予測できませんが、どんな社会になっても、親は子供が情熱と自信を持って仕事を遂行できるように考えなくてはいけないと思います。

 

第2章:子供の能力と情熱を引き出す学部選び

子供の能力や情熱を最大限に引き出し、将来の可能性を広げるためには、学部選びは非常に重要です。まず、子供の興味や関心を優先しましょう。子供は、自分自身のやりたいことや得意な分野を持っています。子供が希望する学部や学科を親子で慎重に選ぶことは、子供の将来に大きな影響をもたらします。子供が自らの関心を追求できる学部を選ぶことで、彼らは自信を持ち、それが成果に繋がる可能性を高めていきます。

学部を選ぶ際に、将来のキャリアや職業についても親子で話し合うことは効果的です。親が自らの経験やキャリアパスを語ることで、子供にインスピレーションを与えることができます。子供の将来の目標や希望を考慮することで、子供が自分の道を進むための基盤を築くことができます。

また、大学名に囚われずに学部を選ぶことには、将来の柔軟性を確保するという利点があります。社会や産業は日々変化しています。新たな職種や分野が生まれ、需要が変動しています。AIの進化がめざましい現在、数年後の就職事情は予測困難です。子供が自分の興味のある学部に進むこで専門性を身に付けることは大きな強みになると思います。

 

第3章:海外での評価と学部の重要性

日本の大学は、海外に比べて無名な存在であることが多いと言われています。これは、日本の大学が世界大学ランキングの上位に入ることが少ないためです。しかし、この点で重要なのは、大学名よりも学部の選択が実際の評価に大きく影響するということです。海外では、大学名よりも学部の専門性や質が重視されます。海外の企業や研究機関は、学部の専門性や実績を重視し、適切な人材を求めています。もし子供が将来、国際的にキャリアを展開したいと考えている場合は、学部選びは非常に重要なファクターになってきます。海外での評価を意識しながら、子供が情熱を持って成果を出せる学部を選ぶことが将来のプラスになると思います。

「あなたの専門は何ですか?」これは必ず聞かれる質問ですから。

 

第4章:親のサポートの重要性

子供の大学選びにおいて、親のサポートは不可欠です。そのサポートは一方的なものではなく、子供とのコミュニケーションを通じて適切に行うことが大切です。子供がどのような学部に興味を持っているのか、子供の将来の目標や夢は何かを理解することは重要です。親子での話し合いや相談を通じて、子供の意見や希望を尊重し、共感することが必要です。

また、親が持つ価値観や考えについても柔軟な姿勢を持つ必要があります。時代は変わり、大学や学部の価値観も変動しています。親の思い描く幸せが、必ずしも子供の望む幸せと一致するとは限りません。親は自分の価値観を子供に押し付けるのではなく、子供が自己の意思で選択することを尊重すべきだと思います。また、子供が自分の意思を表現しやすい環境を作ることも親の努めです。親の沈黙の圧が強いと、子供は正直に自分の希望や夢を話すことができません。子供が自分の気持ちを親に対して自由に表現できることは、子供の将来の幸福に直結していくことになると思います。

親のもう一つの役割は、情報提供です。大学や学部に関する情報収集や調査を通じて、子供に正確な情報を提供することは重要です。大学の特色やカリキュラム、就職実績などを共有し、子供が自分自身の判断で学部を選ぶサポートをします。

 

第5章:まとめ

大学選びは、子供の将来に大きな影響を与える重要な決断です。親のサポートは不可欠ですが、時には過剰な期待や親の意見が子供の選択を妨げることがあります。子供の意見や夢を尊重し、子供が自己実現できる学部を選ぶことが大切です。

親の役割は子供の将来の幸せを願うことであり、そのためには子供の夢や希望を最優先することが重要です。親の偏った価値観や世間体を子供の大学選びに持ち込んではいけません。大学名にこだわるあまり、子供が真に興味がある学部を見落としてしまう可能性が生じる可能性があるからです。

親のサポートはバランス感覚が大切です。子供の将来の幸せを願う一方で、子供自身が人生の主役であることを再認識しましょう。

 

 

ともきりママ