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おうち教育で子ども2人医学部合格

非認知能力が未来のリーダーを育む:イギリスの教育事例から学ぶ

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

私が長年住んでいたイギリスでは、子供の教育において、学業の成績や知識だけでなく、非認知能力は非常に重要視されていました。非認知能力は、子供の発達や将来の成功とって大きな役割を果たし、リーダーシップの力にも深く関わっています。

非認知能力の育成は単なるトレーニングではありません。子供たちが自己成長するためのプロセスです。今回は、私の子供が通っていたイギリスの学校の事例から、非認知能力の育み方についてお話しします。

 

非認知能力とは何か

非認知能力とは、学校の成績のように数値化できる能力ではなく、人が目標を達成するために必要な内なる力やスキルのことです。例えば、自分の行動を管理したり、他の人と協力したり、上手にコミュニケーションをしたり、新しいアイデアを生み出したり、困難な時でも頑張り続けたり、問題を解決したりする力などを指します。

非認知能力は、生まれつきのものではなく、環境や教育を通じて成長します。子供の非認知能力を育むためには、良い環境や肯定的な励ましの言葉、目標設定と計画、協力学習、創造性を刺激する機会、忍耐力の養成、お手本となる良いモデルとのコンタクトが重要です。非認知能力の育成は、子供の将来の成功にとって不可欠な要素です。

 

【非認知能力を重要視するイギリスの教育】

イギリスの教育は、非認知能力の育成に注力した教育システムがメインと言っても過言ではないと思います。以下に、私の子供が通っていたイギリスの小中学校での教育事例から学ぶべきポイントを挙げます。

  1. 総合的な教育アプローチ:イギリスの学校では、学校での学習だけでなく、社会的、感情的なスキルの発達にも重点を置いています。学習と非認知能力の育成を統合した教育が行われています。例えば、グループプロジェクト、グループディスカッション、フィールドワーク、ボランティア活動などの点数化できない活動を多く取り入れています。
  2. 個別のニーズへの配慮:イギリスの学校では個別の生徒のニーズに合わせた教育プログラムを提供することが一般的です。先生やスタッフは、生徒一人一人の特性や能力に目を配り、その子供に合った適切なサポートを提供することで、非認知能力の発達を促します。例えば、小学校でも親や先生の判断で留年させることがあります。また、親が自ら学校にお願して入学を遅らせる場合もあります。これは、日本では一般的でないかもしれませんが、イギリスの教育現場の考え方としては当たり前のことです。子供が学業についていけないのに、無理やり上の学年に進めても子供が苦しむだけだからです。落ちこぼれたまま学年だけが上がっていくことは、子供の利益にはならないことをイギリス人の教育者も保護者も認識しています。日本だと驚く親御さんも多いかもしれませんが、イギリスではよくある話なのです。
  3. プロジェクトベースの学習が多い:私の子供が通っていたイギリスの学校では、教科書よりもプロジェクト学習に重点を置いていました。小学校でも中学校でも、先生から出された課題に取り組みます。自分で、課題について調べて自分が考えた文章でまとめてレポートを作る、という作業を小学校から行います。そして、そのレポートをクラスで発表し合うこともあります。
  4. 試験は長~い記述式:学校内で行われる定期試験をはじめ、中学卒業時のGCSE試験、高校卒業のA-Level試験は、ほとんどが記述式です。例えば、中学の歴史の試験では、複数の課題が出され、その中から自分に合った課題を選び、その歴史の出来事について試験時間内で解説や見解を書きます。私の子供は、北アイルランド問題について書いたそうです。教師は一人一人の答案を丁寧に読んで点数を付けます。とても時間がかかる作業ですが、一人一人の子供の理解度がわかり、学期末に親に報告します。

以上のような教育は、私の子供が通っていたイギリスの学校だけでなくイギリスでは一般的な教育です。日本では暗記することが必須の九九においても、イギリスは自由です。暗記する、暗記しないは子供の本人任せで、学校でチェックすることはありません。また、計算が速くできることもそれほど評価されることもありません。イギリスでは、どのように考えるか、どのように結論を導いたか、という点が重視されています。

 

家庭で子供の非認知能力を育むヒント】

1.ポジティブな家庭環境を提供する :家庭は子供たちにとって安心・安全の場所です。愛情に満ちた家庭は、子供の自己肯定感を高め、自己表現やリーダーシップなどの非認知能力を育む土壌となります。

2.親子の会話を充実させる :家庭では、子供たちがコミュニケーションや協力を学ぶ絶好のチャンスです。家族との対話や協力し合うことを通じで、子供はコミュニケーションスキルや協力意識を高められます。また、会話を通して、子供の感情を読み取ることもできます。親が子供の感情面でサポートすることで、子供は自分の感情を表現することが容易になります。

3.チャレンジと挑戦の機会を提供する :子供たちが成長するためには、新しいことに挑戦する機会を与えることは重要です。子供たちの興味や好奇心を尊重し、それを深める協力をします。また、家庭での活動や遊びを通じて、問題解決や創造性を育むチャンスを作ります。また、失敗や困難に直面した時には、子供たちをサポートしながら自信を失わせないように気をつけます。

4.親がお手本になる :親や家族が良いお手本になることも、非認知能力の育成に重要です。言葉遣いから行動まで、子供たちの良いお手本になるように心がけます。子供は親をよく見ているので、親の良い行動や態度は子供たちに良い影響を与えます。

 

【まとめ】

非認知能力の育成は、学校だけでなく、家庭でもできます。むしろ、家庭中心に育むことができる子供の能力です。愛情とサポートに満ちた家庭環境、子供の好きな事や興味への理解、チャレンジする機会の提供、親子の会話、感情面のサポートや親がお手本になる、などのこれらの要素が非認知能力の成長を促すカギとなります。

家庭は子供たちの最初の学びの場であり、非認知能力の育成は子供たちの人生において持続的な影響を与えます。忙しい日々の中、子育てばかりに時間を割くことは難しいかもしれませんが、今ひとたび、非認知能力を伸ばすことも重要なことだと心に留めていただきたいと思います。

 

ともきりママ