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おうち教育で子ども2人医学部合格

大学名にこだわらない。子供の大学選びを成功させるためのサポート

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

子供の将来に関わる大学選びは、親としての重要な役割です。しかし、多くの親が大学名やランキングに囚われ、学部選びの重要性を見落としてしまう傾向があると思います。確かに、日本の就職システムでは大学名が重視されていることは否定できない現実です。日本の社会では、「○○大学卒業」という肩書が水戸黄門の印籠のように使われることがよくあります。また、テレビ番組などで東大卒の人が出演すると、東大という大学名のみが強調され、その人の学部まで言及することは少ないです。

しかし、大学名だけで判断することは危険です。大学名に固執すると、子供の本当の情熱や興味を見逃し、将来の成長や幸福に影響を及ぼすかもしれません。また、現在の就職システムがいつまでも続くという保証はありません。

海外では、オックスフォードやケンブリッジスタンフォードやハーバードなどの超トップ大学卒はもちろん一目置かれますが、日本の大学のトップの東京大学卒がそれらの超トップ大学卒と同等に見られることはありません。なぜなら、日本の大学は世界大学ランキングの上位には入っていないからです。したがって、海外就職では、学部(専門性)が重視されます。大学で何を学んで身に付けたか、が重要とされるのです。

今回は、子供の将来の可能性を最大限に引き出す学部選びに焦点を当てていきます。

 

第1章:大学名に縛られるリスク

現在の日本の就職システムにおいて、大学名が重視される傾向があることは明白な事実です。社会的な評価や就職活動において、「○○大学卒業」という肩書は一定の価値を持っています。このため、多くの親が大学名に固執し、その一点に集中してしまうことがあると思います。例えば、「○○大学なら、この際、経済学部でも政治学部でもどっちでもいい」、と考えることがあるかもしれません。親心から子供により良い就職の機会に恵まれるように願う気持ちは理解できますが、このアプローチにはリスクが伴うことを忘れてはいけないと思います。

なぜなら、大学名だけで選ぶと、子供の真の能力や情熱を存分に発揮できない可能性があるからです。子供は個々に夢や理想、才能を持っています。大学名が一流でも、子供の興味が全くない学部を選んでしまった場合、子供のモチベーションは失われ、学業への取り組みが低下する可能性があります。

また、現在の就職システムがいつまでも続くとは限りません。未来の社会や産業は予測困難な変化を遂げるものです。私が長年住んでいたイギリスでは、日本のような新卒を採用するシステムはありません。個々に動いて就職を勝ち取りますが、職歴のない新卒者は希望通りの職に就けることは一般的に容易ではありません。彼らはアルバイトなどで経験を積み、自分の専門性を高めていくのです。日本が将来的にどのように変わっていくかは予測できませんが、どんな社会になっても、親は子供が情熱と自信を持って仕事を遂行できるように考えなくてはいけないと思います。

 

第2章:子供の能力と情熱を引き出す学部選び

子供の能力や情熱を最大限に引き出し、将来の可能性を広げるためには、学部選びは非常に重要です。まず、子供の興味や関心を優先しましょう。子供は、自分自身のやりたいことや得意な分野を持っています。子供が希望する学部や学科を親子で慎重に選ぶことは、子供の将来に大きな影響をもたらします。子供が自らの関心を追求できる学部を選ぶことで、彼らは自信を持ち、それが成果に繋がる可能性を高めていきます。

学部を選ぶ際に、将来のキャリアや職業についても親子で話し合うことは効果的です。親が自らの経験やキャリアパスを語ることで、子供にインスピレーションを与えることができます。子供の将来の目標や希望を考慮することで、子供が自分の道を進むための基盤を築くことができます。

また、大学名に囚われずに学部を選ぶことには、将来の柔軟性を確保するという利点があります。社会や産業は日々変化しています。新たな職種や分野が生まれ、需要が変動しています。AIの進化がめざましい現在、数年後の就職事情は予測困難です。子供が自分の興味のある学部に進むこで専門性を身に付けることは大きな強みになると思います。

 

第3章:海外での評価と学部の重要性

日本の大学は、海外に比べて無名な存在であることが多いと言われています。これは、日本の大学が世界大学ランキングの上位に入ることが少ないためです。しかし、この点で重要なのは、大学名よりも学部の選択が実際の評価に大きく影響するということです。海外では、大学名よりも学部の専門性や質が重視されます。海外の企業や研究機関は、学部の専門性や実績を重視し、適切な人材を求めています。もし子供が将来、国際的にキャリアを展開したいと考えている場合は、学部選びは非常に重要なファクターになってきます。海外での評価を意識しながら、子供が情熱を持って成果を出せる学部を選ぶことが将来のプラスになると思います。

「あなたの専門は何ですか?」これは必ず聞かれる質問ですから。

 

第4章:親のサポートの重要性

子供の大学選びにおいて、親のサポートは不可欠です。そのサポートは一方的なものではなく、子供とのコミュニケーションを通じて適切に行うことが大切です。子供がどのような学部に興味を持っているのか、子供の将来の目標や夢は何かを理解することは重要です。親子での話し合いや相談を通じて、子供の意見や希望を尊重し、共感することが必要です。

また、親が持つ価値観や考えについても柔軟な姿勢を持つ必要があります。時代は変わり、大学や学部の価値観も変動しています。親の思い描く幸せが、必ずしも子供の望む幸せと一致するとは限りません。親は自分の価値観を子供に押し付けるのではなく、子供が自己の意思で選択することを尊重すべきだと思います。また、子供が自分の意思を表現しやすい環境を作ることも親の努めです。親の沈黙の圧が強いと、子供は正直に自分の希望や夢を話すことができません。子供が自分の気持ちを親に対して自由に表現できることは、子供の将来の幸福に直結していくことになると思います。

親のもう一つの役割は、情報提供です。大学や学部に関する情報収集や調査を通じて、子供に正確な情報を提供することは重要です。大学の特色やカリキュラム、就職実績などを共有し、子供が自分自身の判断で学部を選ぶサポートをします。

 

第5章:まとめ

大学選びは、子供の将来に大きな影響を与える重要な決断です。親のサポートは不可欠ですが、時には過剰な期待や親の意見が子供の選択を妨げることがあります。子供の意見や夢を尊重し、子供が自己実現できる学部を選ぶことが大切です。

親の役割は子供の将来の幸せを願うことであり、そのためには子供の夢や希望を最優先することが重要です。親の偏った価値観や世間体を子供の大学選びに持ち込んではいけません。大学名にこだわるあまり、子供が真に興味がある学部を見落としてしまう可能性が生じる可能性があるからです。

親のサポートはバランス感覚が大切です。子供の将来の幸せを願う一方で、子供自身が人生の主役であることを再認識しましょう。

 

 

ともきりママ

 

子供の学力向上には親の意識が必要?

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

子供の教育には、親が欠かせない存在であることは疑いの余地がありません。子供たちは学校で学び、家庭でもその学びを続けます。この繰り返しの学習が、子供の成績を伸ばすための方法であることを親たちはよく知っています。しかし、より高い学業成績を目指すためには、親たちは教育に対する意識をさらに高める必要があると思います。今回は、親の意識が子供の学業成績にどのように影響するのかを考えていきます。

 

親の意識の高さとは】

「親の意識の高さ」とは、親が子供の教育に対して興味を持ち、子供が学力を順調に伸ばしていけるように継続的にサポートすることだと、私は思います。ただ単に子供の成績の良し悪しに関心を持つだけではなく、子供が実力を最大限に発揮でき、成績を向上させるための方法や対策を考えることも含まれます。

親の意識の高さは、子供の教育環境を整えることにもつながります。例えば、家の中で静かに勉強できる環境を作ったり、質の良い学校や塾を選んだり、必要な教材や参考書を用意したりすることなどが挙げられます。

さらに、子供に幅広い知識や経験を身に付けさせるために、勉強以外にも様々な体験をさせることも大切です。例えば、家の手伝いをさせたり、植物や動物を育てたり、旅行に行ったり、アートや音楽に触れる機会を与えたり、などです。これらの体験によって子供は知識や視野が広がり、創造力をより豊かにすることができ、自信を深め、学習意欲につながる可能性を高めます。

また、親の意識の高さは積極的なコミュニケーションにも反映されます。子供との会話を大切にし、学習の進捗や困っていることや悩みなどを理解し、常に子供をサポートできる準備をしています。子供は親が自分の話を真剣に聞いてくれること、理解してくれること、悩みを一緒に考えてくれること、などから、自分に自信を持てるようになります。

 

親の意識の高さと子供の成績向上について】

親の意識の高さが子供の成績向上に影響を与えることは明らかだと私は思います。

私は夫の転勤でイギリスの地方都市で長く住んでいました。そこでは全日制の日本人学校はなく、土曜日に日本人補習校がありました。補習校では国語と算数・数学を学ぶことができましたが、週に1度の授業で日本の教科書を網羅するため、学習スピードは非常に速かったです。親たちは子供がそのスピードについていけるよう、家庭での学習サポートに力を入れていました。

親たちは皆、帰国した際に子供が日本の学校の勉強についていけるか、ということを最も心配していました。明確なデータはありませんが、個人的な印象として、親たちのこの意識や危機感が子供たちの進学先に影響を与えたのではないかと思います。なぜなら、帰国した子供たちの中で、帰国子女枠を利用せずに一般入試でランキングトップの大学に進学した子供が多数いたからです。

このように、親が子供の学習に関心を持ち、積極的に褒めたり励ましたりすることで、子供は学習へのモチベーションを高めます。平日はイギリスの学校に通っている子供たちには、日本の勉強との両立は非常にハードなものでした。しかし、親からのサポートや頑張りを認められることで、子供たちは自己肯定感を高め、しっかりと学習に対する情熱を維持することができたのだと思います。

 

親の意識の低さと無関心が及ぼす影響について

逆に、親の意識の低さや無関心が子供にどのような影響を与えるのか、考えてみました。

まず、最も明確な影響として考えられるのは、学習へのモチベーションの低下です。親が学習に対して関心を持たず、学習の重要性を伝えない場合、子供は勉強に対して興味を持たないと思います。それに伴い、成績も低下する可能性が高まります。

さらに、親が子供の学習や成績に無関心な態度を示すと、子供は自分の能力に自信喪失してしまい、学習努力をしなくなってしまうかもしれません。

また、親の意識の低さや無関心は、学習環境にも影響を与えます。例えば、親が家庭での学習サポートや勉強時間の確保に無関心である場合、子供は学習に集中できる環境を得にくくなります。静かな学習スペースや、必要な学習教材の提供など、親の関与が学習環境の整備にも重要です。

このような無関心は、子供とのコミュニケーションにも影響を与えてしまいます。親が子供の学習や進捗に関心を持たず関わろうとしない姿勢を見せてしまうと、子供は自分の成果や悩みを共有することを躊躇してしまうかもしれません。成績の結果だけに関心を持ち、その学習過程に関心を持たない場合も、同じです。塾や家庭教師に任せているからと安心せずに、子供と密にコミュニケーションを取り、学習過程での成果や成功を褒め、子供の困りごとや悩みに耳を傾ける姿勢は非常に大切だと思います。

 

まとめ

親の意識の高さと子供の成績は密接な関係があります。親が子供の教育に積極的に関わり、関心を持ち、サポートすることは、子供の成績向上に大きな影響を与える、と、私は考えています。ただし、親の意識の高さとは、子供の進学先だけでなく、日々の勉強や努力を見守り、支えることです。親の温かいサポートは子供に自信を与え、学習意欲を高め、それが成績向上につながるポジティブな循環を生み出します。毎日子供をサポートできることは理想的ですが、週に1度だけでも子供の学習の進捗状況を聞き、困難なことや悩みを一緒に考える時間を捻出してみてください。

 

ともきりママ

 

非認知能力が未来のリーダーを育む:イギリスの教育事例から学ぶ

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

私が長年住んでいたイギリスでは、子供の教育において、学業の成績や知識だけでなく、非認知能力は非常に重要視されていました。非認知能力は、子供の発達や将来の成功とって大きな役割を果たし、リーダーシップの力にも深く関わっています。

非認知能力の育成は単なるトレーニングではありません。子供たちが自己成長するためのプロセスです。今回は、私の子供が通っていたイギリスの学校の事例から、非認知能力の育み方についてお話しします。

 

非認知能力とは何か

非認知能力とは、学校の成績のように数値化できる能力ではなく、人が目標を達成するために必要な内なる力やスキルのことです。例えば、自分の行動を管理したり、他の人と協力したり、上手にコミュニケーションをしたり、新しいアイデアを生み出したり、困難な時でも頑張り続けたり、問題を解決したりする力などを指します。

非認知能力は、生まれつきのものではなく、環境や教育を通じて成長します。子供の非認知能力を育むためには、良い環境や肯定的な励ましの言葉、目標設定と計画、協力学習、創造性を刺激する機会、忍耐力の養成、お手本となる良いモデルとのコンタクトが重要です。非認知能力の育成は、子供の将来の成功にとって不可欠な要素です。

 

【非認知能力を重要視するイギリスの教育】

イギリスの教育は、非認知能力の育成に注力した教育システムがメインと言っても過言ではないと思います。以下に、私の子供が通っていたイギリスの小中学校での教育事例から学ぶべきポイントを挙げます。

  1. 総合的な教育アプローチ:イギリスの学校では、学校での学習だけでなく、社会的、感情的なスキルの発達にも重点を置いています。学習と非認知能力の育成を統合した教育が行われています。例えば、グループプロジェクト、グループディスカッション、フィールドワーク、ボランティア活動などの点数化できない活動を多く取り入れています。
  2. 個別のニーズへの配慮:イギリスの学校では個別の生徒のニーズに合わせた教育プログラムを提供することが一般的です。先生やスタッフは、生徒一人一人の特性や能力に目を配り、その子供に合った適切なサポートを提供することで、非認知能力の発達を促します。例えば、小学校でも親や先生の判断で留年させることがあります。また、親が自ら学校にお願して入学を遅らせる場合もあります。これは、日本では一般的でないかもしれませんが、イギリスの教育現場の考え方としては当たり前のことです。子供が学業についていけないのに、無理やり上の学年に進めても子供が苦しむだけだからです。落ちこぼれたまま学年だけが上がっていくことは、子供の利益にはならないことをイギリス人の教育者も保護者も認識しています。日本だと驚く親御さんも多いかもしれませんが、イギリスではよくある話なのです。
  3. プロジェクトベースの学習が多い:私の子供が通っていたイギリスの学校では、教科書よりもプロジェクト学習に重点を置いていました。小学校でも中学校でも、先生から出された課題に取り組みます。自分で、課題について調べて自分が考えた文章でまとめてレポートを作る、という作業を小学校から行います。そして、そのレポートをクラスで発表し合うこともあります。
  4. 試験は長~い記述式:学校内で行われる定期試験をはじめ、中学卒業時のGCSE試験、高校卒業のA-Level試験は、ほとんどが記述式です。例えば、中学の歴史の試験では、複数の課題が出され、その中から自分に合った課題を選び、その歴史の出来事について試験時間内で解説や見解を書きます。私の子供は、北アイルランド問題について書いたそうです。教師は一人一人の答案を丁寧に読んで点数を付けます。とても時間がかかる作業ですが、一人一人の子供の理解度がわかり、学期末に親に報告します。

以上のような教育は、私の子供が通っていたイギリスの学校だけでなくイギリスでは一般的な教育です。日本では暗記することが必須の九九においても、イギリスは自由です。暗記する、暗記しないは子供の本人任せで、学校でチェックすることはありません。また、計算が速くできることもそれほど評価されることもありません。イギリスでは、どのように考えるか、どのように結論を導いたか、という点が重視されています。

 

家庭で子供の非認知能力を育むヒント】

1.ポジティブな家庭環境を提供する :家庭は子供たちにとって安心・安全の場所です。愛情に満ちた家庭は、子供の自己肯定感を高め、自己表現やリーダーシップなどの非認知能力を育む土壌となります。

2.親子の会話を充実させる :家庭では、子供たちがコミュニケーションや協力を学ぶ絶好のチャンスです。家族との対話や協力し合うことを通じで、子供はコミュニケーションスキルや協力意識を高められます。また、会話を通して、子供の感情を読み取ることもできます。親が子供の感情面でサポートすることで、子供は自分の感情を表現することが容易になります。

3.チャレンジと挑戦の機会を提供する :子供たちが成長するためには、新しいことに挑戦する機会を与えることは重要です。子供たちの興味や好奇心を尊重し、それを深める協力をします。また、家庭での活動や遊びを通じて、問題解決や創造性を育むチャンスを作ります。また、失敗や困難に直面した時には、子供たちをサポートしながら自信を失わせないように気をつけます。

4.親がお手本になる :親や家族が良いお手本になることも、非認知能力の育成に重要です。言葉遣いから行動まで、子供たちの良いお手本になるように心がけます。子供は親をよく見ているので、親の良い行動や態度は子供たちに良い影響を与えます。

 

【まとめ】

非認知能力の育成は、学校だけでなく、家庭でもできます。むしろ、家庭中心に育むことができる子供の能力です。愛情とサポートに満ちた家庭環境、子供の好きな事や興味への理解、チャレンジする機会の提供、親子の会話、感情面のサポートや親がお手本になる、などのこれらの要素が非認知能力の成長を促すカギとなります。

家庭は子供たちの最初の学びの場であり、非認知能力の育成は子供たちの人生において持続的な影響を与えます。忙しい日々の中、子育てばかりに時間を割くことは難しいかもしれませんが、今ひとたび、非認知能力を伸ばすことも重要なことだと心に留めていただきたいと思います。

 

ともきりママ

 

 

 

 

夫婦喧嘩の影響:子供の未来に残る可能性がある5つの理由

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

夫婦喧嘩は、子供に対して深刻な影響を及ぼすことがあります。特に、その影響が子供の未来にも残る可能性があることを知っておくことは重要です。子供は、家庭環境や親の関係性から多くのことを学び、成長していきます。そのため、夫婦喧嘩が子供に与えkる影響について理解することは大切です。子供の未来にも長期的な影響を与える可能性もあり、これを無視することはできないと思います。

今回は、夫婦喧嘩が子供に与える影響に焦点を当て、5つの理由を述べていきます。

 

1つ目の理由:子供の感情の安定感への影響】

子供は家庭内の環境をモデルとして人間関係を学んでいます。そのため、夫婦喧嘩は子供の感情の安定に影響を与えることがあります。子供はまだ感情を制御するスキルが未発達なため、親の感情の影響を受けやすく、特に夫婦喧嘩が激しいと、子供は恐怖や不安、怒りなどの負の感情を抱えることになります。

また、夫婦喧嘩が子供の周りで繰り返されると、子供は常に緊張感と不安感を持ってしまい、感情は不安定になりやすくなります。

 

2つ目の理由:子供の安全感への影響】

子供は家庭を安全で安心できる場所として、親からの愛情や支えを求めています。しかし、夫婦喧嘩が激しい場合や暴力的な言動がある場合、子供は自身の安全が脅かされてしまう恐怖を感じることがあります。このような環境下で育つ子供は、大きなストレスを受けてしまい、心理的なダメージやトラウマを抱える可能性があります。

 

3つ目の理由:子供の人間関係への影響】

子供が健全な人間関係を築くためには、安定した家庭環境と良好な家族関係は重要です。夫婦の間の争いや不和が続く環境では、子供は自分や人間関係に対してポジティブな感情を持ちにくくなってしまい、子供の社会的なスキルやコミュニケーション能力に影響が出る可能性があります。

そのため、友人との関係性にも影響が及び、孤立感や対人関係の困難さを感じることにつながるかもしれません。

 

4つ目の理由:子供の学習への影響】

夫婦喧嘩によって家庭環境が不安定になると、子供の学習意欲が低下する可能性が出てきます。親の喧嘩の声や緊張感がある状況では、子供は集中力を欠き、学習に対する意欲や自信は失われてしまいます。このため、学校での成果や試験結果に影響を及ぼす可能性が発生します。

 

5つ目の理由:子供の自己価値感への影響

夫婦の争いや否定的な雰囲気が続く家庭環境では、子供の自尊心や自己評価が低下する可能性があります。家庭内の不安定さや不和を認識することで、子供は、不安や不信感を抱き、良好な家庭の価値観や人間関係に対する信頼を持つことが難しくなる場合があります。また、自分に自信を持ちにくくなり、将来の目標や夢に対しても消極的になることが考えられます。

 

*********

以上が、子供の未来に残る可能性がある5つの理由ですが、それでは、夫婦げんかになってしまったら、親はどのような行動を取るべきか、考えてみました。

 

親の対策1:夫婦喧嘩が起きてしまったら

  • 子供から離れた場所、喧嘩の声が届かない場所でする
  • 長引かせない・翌日に持ち越さない
  • 無視や無言などの不穏な態度はしない
  • 暴力を振るわない(当たり前だが)

親の対策2:子供が夫婦喧嘩を目撃したら】

  • 喧嘩の内容を子供の年齢に合わせた説明をする
  • 夫婦のどっちが悪いと言わない
  • 子供を味方につけようとしない
  • 解決策を説明する・仲直りした姿を見せる
  • 子供の感情に寄り添う(心配させてごめんね、もう大丈夫だよ、など)

 

 

 

まとめ】

子供は安定した環境や安心感を求めて成長していきます。しかし、夫婦喧嘩や緊張した雰囲気が続く環境では、子供の安心、安全感は損なわれます。夫婦喧嘩による子供のストレスは、大人が考えている以上に大きいものだと思います。夫婦にとっては些細な口喧嘩でも、子供には深刻な争いに映ることがあります。子供にとって夫婦喧嘩を目の当たりにすることは、子供の心理的な発達に影響を及ぼす可能性があることを親は忘れてはいけないと思います。

 

ともきりママ

子供との会話の重要性 イギリスでの子供とのコミュニケーション法

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

子供との会話がめんどくさいと感じたり、疲れることはありませんか?特に、忙しい時に限って、子供がワーワー話しかけくることがよくあります。その結果、適当な相槌を打ったり、生返事をしてしまうこともあるかもしれません。しかし、子供との会話は、親子の絆を深め、子供の成長や発達に大きな影響を与える貴重な機会です。今回は、子供との会話の重要性と私が長年イギリスで子育てを経験してきた中で得た知見から、親子の会話が子供にとってなぜ不可欠なのかについてお話ししていきます。

 

子供との会話の重要性】

子供との会話は時には疲れることもありますが、子供の成長と発達には貴重な機会であり、軽視すべきではありません。言葉の力は子供の発達に直結すると思います。なぜなら、会話を通じて新しい言葉や表現を学び、コミュニケーションスキルを身に付けることができるようになるからです。また、会話を通じて子供の思考力や創造性も育まれると思います。

子供との会話は、親子の絆の強化にも大いに役立ちます。子供が自分の思いを言葉にできることで、親子の絆は深まります。お互いを理解し合い、共感することで、子供は安心感や信頼感を得ることができます。

さらに、子供との会話は、子供に自己肯定感を与えます。子供が自分の意見や気持ちを自由に表現できる環境を提供することで、子供の自信が育まれます。親が子供の意見を尊重し、受け入れることで、子供の自己価値感が高まります。

コミュニケーションスキルの発達も、親子の会話によって促進されます。適切な言葉の表現や、相手を思いやる姿勢、相手の話を聞く力、など、コミュニケーションの基本を習得することができます。

このように、子供との会話は、親が考えている以上に子供の成長と発達に大切な要素がたくさんあります。子供との会話は、子供の言語能力、感情の表現、自己肯定感、自信、コミュニケーションスキルを伸ばす貴重な機会です。

 

イギリスの親のコミュニケーション法】

私がイギリスで経験した子育ての中で、親子のコミュニケーションが重視され、積極的な親子の会話が行われていることを感じました。イギリスの親たちは、子供との対話に時間を割き、子供の成長や発達においてそれが重要であると認識しています。

まず、イギリス人の親たちは子供の話に真摯に耳を傾けることを大切にしています。例えば、私がイギリス人のママ友と話している時、子供がママ友に話しかけると、ママ友は私との話を一時中断し、子供と向き合って話を聞いていました。このような姿勢は、私たちの文化ではあまり見られないかもしれません。私なら、自分の子供に「今、お話し中だから後でね」と言ってしまうと思いました。

イギリス人の親たちは、子供がまだ話し方が上手でなかったり、自分の意見を表現しようとしていることに対しても、優しく忍耐強く耳を傾けます。さらに、積極的に質問を投げかけ、子供が自分の思いや考えを自由に表現できるように誘導します。イギリスの親はママもパパも、子供から話しかけてきたら、何をおいても優先して子供の話を聞くという姿勢を持っています。

また、イギリスでは感情の表現を重視する文化が根付いています。親たちは子供が感じる喜怒哀楽に敏感であり、子供が感情を素直に表現できる環境を提供します。親自身も感情を表現し、子供と共感することで、子供は自己肯定感を養うことができます。このような感情のオープンなコミュニケーションは、子供の情緒面の発達や心理的な安定に寄与するものだと思いました。

さらに、イギリスの親たちは子供とのコミュニケーションにおいて、子供を一人の人間として尊重する姿勢を持っています。子供の意見や考えを大切にし、親も自分の意見や思いを伝えることで、共同で意思決定を行います。このような、参加型のコミュニケーションは、子供の自己肯定感や自己決定力の発達につながります。

イギリスの親たちは、子供とのコミュニケーションを通じて、子供の精神的な安定や心理面の健康に大きな役割を果たしています。子供が自由に話し、感情を表現し、自己を受け入れることができる環境は、子供の成長にとって不可欠だと思います。

イギリスの親たちのコミュニケーションスタイルから学ぶことは多いです。子供との会話に真摯に向き合い、耳を傾けること、感情の表現を尊重し共感すること、子供の意見を尊重して共同で意思決定を行うことなど、これらのアプローチは子供との絆を深めるだけでなく、子供の自己成長や発達にも大きく影響します。

 

まとめ

私たち親が日々忙しい中で、子供とのコミュニケーションに時間を割くことは確かに課題かもしれません。しかし、イギリスの親たちのように子供の話を優先し、会話を通じて絆を深めることは、子供にとって幸福感をもたらし、心の安定と健全な成長に大きな影響を与えるのではないかと私は考えます。

私が見てきたイギリス人親たちは、家事よりも子供を優先していました。家事は手抜きしても、子供とのコミュニケーションの時間を捻出することが一般的な印象です。仕事や家事で疲れ果てていると、子供との会話は正直なところしんどいものですが、イギリス人のように優先順位を変えるだけで、子供と話す時間を増やすことができるかもしれません。

子供との会話は単なる日常のやり取りではなく、子供の内面を理解し、共感し、成長を支える貴重な機会です。親として、私たちが子供とのコミュニケーションを大切にし、時間を割くことで、子供は自己肯定感を高め、自己表現力を身に付け、心の安定を得ることができます。大切な子供との会話の時間を確保し、一緒に笑ったり、悩んだり、成長したりする喜びを分かち合うことで家族の絆はいっそう強まるでしょう。子供の未来に明るい影響を与えることができる、親子の会話は実に重要な子育てだと私は考えています。

マインドマップ入門 子供の学習力を引き出す効果的な勉強法

 

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

マインドマップをご存知ですか。マインドマップとは、メインのテーマを中心に放射状に伸びる枝やサブトピックを用いて、情報を可視化し、視覚的に整理する手法です。それぞれの要素をイメージやキーワードと共に配置することで、情報の結びつきや関連性を視覚的に表現することができます。この方法は、情報の理解や記憶の強化に効果的です。私の子供が通っていたイギリスの中学校では、マインドマップを使った授業が行われていました。英語のボキャブラリーをマインドマップによって整理し、歴史の人物の関連情報を可視化するなど、マインドマップは様々な教科で活用されていました。

この手法は、イギリスの心理学者が1970年代に提唱し開発したものですが、そのルーツはイギリス以外の文化にあるそうです。マインドマップは、人間の脳の思考プロセスに基づいた方法で、情報を視覚的に整理しやい設計で、学校教育だけでなくビジネスにも取り入れられています。

今回は、このマインドマップを使った勉強法についてお話しします。

 

マインドマップの基本・作り方】

マインドマップは情報の整理や記憶の促進に役立つツールです。マインドマップを作製する方法を説明します。

  1. 中心テーマの設定マインドマップの中心には、主要なテーマやトピックを記します。例えば、英語のボキャブラリーの場合、中心に果物Fruitと書いて、様々なフルーツの英単語を展開していきます。
  2. 放射状の枝の作成:中心テーマから放射状に伸びる枝を作成します。これらの枝は、サブトピックや関連するアイデアを表します。各枝にはキーワードやフレーズを記入します。例えば、英語のFruitを展開する場合、色別に赤いフルーツ、黄色いフルーツ、緑色のフルーツ、オレンジ色のフルーツ、などのように色別で放射状の枝を作っていきます。
  3. サブトピックの展開:放射状の各枝から更にサブトピックや単語を派生させます。赤いフルーツの枝からリンゴ、イチゴ、チェリーのように赤いフルーツを連ねていきます。
  4. 色を使い分けるマインドマップを作る時、色を使って自分に見やすいようにしていきます。単色で作るよりも、色で仕分けしているほうが見やすいと思います。
  5. 自由な発想と整理マインドマップは自由な発想と整理を組み合わせた方法です。基本の型を使って、自分に見やすい、理解しやすい型で作っていきます。同時に、整理しながら関連性を見つけていけます。

 

以下は、British CouncilのLearn English TeensのHPにある英語のボキャブラリーのためのマインドマップのページです。イメージがつかめると思います。

learnenglishteens.britishcouncil.org

 

マインドマップを使った効果的な勉強法のポイント】

  • 勉強する主題を中心に置く:主題を絞り込むことでコンパクトなマインドマップができ、見やすく憶えやすい効果的なマップになります。例えば、日本史で単に「江戸時代」とせず、江戸前期、中期、後期と絞り込んだ主題にします。
  • 色やイメージを活用するマインドマップでは、色やイメージを活用することで、情報の整理や記憶力の強化に役立ちます。色分けしたり、アイコンを使うことが視覚的な刺激になり、情報を鮮明に憶えやすくなります。
  • 関連性を示す線や矢印を使うマインドマップでは要素やトピック間の関連性を示すための線引きや矢印は重要です。線や矢印を使うことで、複雑な情報のつながりを把握しやすくなり、理解しやすくなります。
  • 自分の好きな型やレイアウトを使うマインドマップには決まりはありません。自分の好きな型や自分が見やすいスタイルで自由に作ることができます。
  • レビューとアップデートを行うマインドマップは一度作って終わりにするのではなく、繰り返し見直したり、書き足したりすることで、更なる理解を深め、新しい記憶を追加していくことができます。
  • 就学前から使えるマインドマップは小さい子供でもお絵描きの延長のように作ることができます。以下の動画は幼児から低学年向けのマインドマップの作成例を紹介しています。

www.youtube.com

 

まとめ

マインドマップは子供から大人まで幅広い年齢層で活用できる便利なツールです。自分に合った構造と視覚的な表現により、情報の整理や記憶の促進、クリエイティブな思考など多くのメリットをもたらします。

特に、子供の教育にこのマインドマップを取り入れることで、子供の理解度が上がり、記憶の定着に大いに役立つと思います。親がやり方を教えてあげて、最初はいっしょに作っていくといいと思います。特に、英単語の習得に効果が期待できると思います。私の子供が通っていたイギリスの中学校ではマインドマップはいろいろな教科の授業で取り入れられていました。また、マインドマップの作り方を覚えた子供自ら、自分の試験勉強のためにマインドマップを作っていたこともあります。ノートの取り方は個人によって違いますが、もしマインドマップがお子さんの勉強法に適しているのではないかと思われるなら、一度お子さんにマインドマップの存在を教えてあげてほしいと思います。マインドマップは大人になっても、自分の思考をまとめるために利用できます。また、社会人の場合、会社のプレゼンテーションでも使える手法なので、一度、試してみられることをおすすめします。

 

ともきりママ

 

 

子供の「好き」を見逃さない:才能を引き出す親のサポート

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

子供たちは、幼い頃から独自の「好き」や関心を持っています。これらの興味は、子供たちが自己表現し、将来の可能性を追求するための重要な手がかりとなります。親が子供の「好き」を見逃したり無視したりすると、子供の才能を伸ばす機会を逃してしまうかもしれません。

子供の「好き」を尊重することは、将来の可能性を広げる上でとても重要です。親が子供の興味を理解し、積極的にサポートすることで、子供の情熱や才能が将来の道へと繋がる可能性があります。今回は、子供の「好き」を見逃さず、子供のポテンシャルを最大限に引き出す重要性について探っていきます。

 

子供の「好き」の尊重とは?】

子供の「好き」を尊重するとは、子供の好みや興味を真摯に受け止め、重要視することです。子供たちは個々に異なる興味や関心を持っており、その「好き」は彼らが自己表現できる場であり、知識を深め、才能を伸ばす可能性を 多分に秘めています。親が子供の「好き」を理解し尊重することは、子供の才能の発展に不可欠な役割を果たします。子供の「好き」を尊重する意味は以下の3つのポイントです。

  • 共感と理解
  • 自己肯定感の構築
  • 才能の発展

子供の「好き」を理解し尊重することは、子供が「これでいいんだ」」という自己肯定感を感じることができ、自信につながります。

一方、子供の「好き」を無視したり、制限したりすると、子供は自己抑制をし、自身の興味や関心を見失うかもしれません。親が子供の「好き」に興味を示しサポートすることで、子供は自己の素晴らしい才能を開花させるチャンスを得られることになります。

 

【子供の「好き」をサポートする方法】

  1. 子供の「好き」に関心を持つ:子供の「好き」や興味は親と必ずしも一致しません。子供たちは独自の「好き」を持っており、大人の親が興味を持たないこともよくあります。しかし、子供が興味を持っていることに対して、親が関心を示し質問をすることは重要です。子供は自分の「好き」に興味を持ってくれることや親がその興味について質問してくれることで、子供の自己肯定感が高まり、自信を持てるようになります。
  2. 子供の「好き」のための環境を整える:例えば、本が好きな子供には本を提供したり、虫が好きな子供と昆虫採集を楽しんだり、宇宙に興味がある子供をプラネタリウムに連れて行ったり、ケーキが好きな子供と一緒にお菓子作りをするなど、子供の「好き」を育む環境を整えることは重要です。
  3. 子供の進路に干渉しない:親は子供の将来に対して自分なりの希望や夢を持つことは一般的ですが、親の希望と子供の希望が必ずしも一致するわけではありません。親は子供をコントロールして自分の理想に近づけようとする傾向がありますが、それが子供の本当の希望ではない場合、無理に押し付けることは子供の自信を損なう可能性があります。

 

子供の「好き」が将来の道に繋がる理由

子供の「好き」に耳を傾け、それをサポートすることは、子供の将来の道に大きな影響を与える可能性があります。子供の「好き」が将来の道に繋がる理由は以下のとおりです。

  • 自分の「好き」に取り組むことで、自分の興味や能力を発見でき自信が持てるようになります。自信が持てるようになると、自信を持ってその興味を深掘りしていき、知識や経験が積み重なり、将来へのモチベーションに繋がります。
  • 「好き」なことは、継続できることです。子供の頃から継続していく「好き」は、将来の子供の進学や職業選択に大きく関わっていきます。長期的な継続の結果、子供はその分野でのスキルや知識を深め、専門性を発展させることができるでしょう。
  • 子供の「好き」には創造性があります。自分の興味に基づいてアイデアを出し、新しい方法を試したりすることで子供は創造力を身につけていきます。また、自分の「好き」に取り組む中で問題に直面することもあります。その過程で問題解決能力を育み、柔軟な思考や対処法を身に付けることができます。それらは子供がどんな道に進むにしても、重要なスキルです。

【まとめ】

『好きこそものの上手なれ』という言葉があるように、一般的に、好きなことは楽しいこと、楽しいことは何時間でも没頭できること、その結果、道を極めることができること、です。子供の「好き」を見逃さず、その「好き」を応援してサポートすることで、子供は自分に自信を持つことができ、子供の将来の可能性を広げることができると思います。子供の「好き」を見逃さないためには、日ごろからの親子の会話を持つように心がけることが大切です。

思い返せば、私の場合、何度も子供の「好き」を見逃していたと思います。あの時、○○をしておけば良かった、と反省することは少なくありません。お子さんの「好き」を見逃さず、お子さんが持っているポテンシャルを引き出し、伸ばしてあげられるのは、親しかいないと思います。子供たちが自信を持って自分の興味や関心に向かい、自らの才能を開花できるようなサポートが大切だと思います。

 

 

ともきりママ