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マインドマップ入門 子供の学習力を引き出す効果的な勉強法

 

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

マインドマップをご存知ですか。マインドマップとは、メインのテーマを中心に放射状に伸びる枝やサブトピックを用いて、情報を可視化し、視覚的に整理する手法です。それぞれの要素をイメージやキーワードと共に配置することで、情報の結びつきや関連性を視覚的に表現することができます。この方法は、情報の理解や記憶の強化に効果的です。私の子供が通っていたイギリスの中学校では、マインドマップを使った授業が行われていました。英語のボキャブラリーをマインドマップによって整理し、歴史の人物の関連情報を可視化するなど、マインドマップは様々な教科で活用されていました。

この手法は、イギリスの心理学者が1970年代に提唱し開発したものですが、そのルーツはイギリス以外の文化にあるそうです。マインドマップは、人間の脳の思考プロセスに基づいた方法で、情報を視覚的に整理しやい設計で、学校教育だけでなくビジネスにも取り入れられています。

今回は、このマインドマップを使った勉強法についてお話しします。

 

マインドマップの基本・作り方】

マインドマップは情報の整理や記憶の促進に役立つツールです。マインドマップを作製する方法を説明します。

  1. 中心テーマの設定マインドマップの中心には、主要なテーマやトピックを記します。例えば、英語のボキャブラリーの場合、中心に果物Fruitと書いて、様々なフルーツの英単語を展開していきます。
  2. 放射状の枝の作成:中心テーマから放射状に伸びる枝を作成します。これらの枝は、サブトピックや関連するアイデアを表します。各枝にはキーワードやフレーズを記入します。例えば、英語のFruitを展開する場合、色別に赤いフルーツ、黄色いフルーツ、緑色のフルーツ、オレンジ色のフルーツ、などのように色別で放射状の枝を作っていきます。
  3. サブトピックの展開:放射状の各枝から更にサブトピックや単語を派生させます。赤いフルーツの枝からリンゴ、イチゴ、チェリーのように赤いフルーツを連ねていきます。
  4. 色を使い分けるマインドマップを作る時、色を使って自分に見やすいようにしていきます。単色で作るよりも、色で仕分けしているほうが見やすいと思います。
  5. 自由な発想と整理マインドマップは自由な発想と整理を組み合わせた方法です。基本の型を使って、自分に見やすい、理解しやすい型で作っていきます。同時に、整理しながら関連性を見つけていけます。

 

以下は、British CouncilのLearn English TeensのHPにある英語のボキャブラリーのためのマインドマップのページです。イメージがつかめると思います。

learnenglishteens.britishcouncil.org

 

マインドマップを使った効果的な勉強法のポイント】

  • 勉強する主題を中心に置く:主題を絞り込むことでコンパクトなマインドマップができ、見やすく憶えやすい効果的なマップになります。例えば、日本史で単に「江戸時代」とせず、江戸前期、中期、後期と絞り込んだ主題にします。
  • 色やイメージを活用するマインドマップでは、色やイメージを活用することで、情報の整理や記憶力の強化に役立ちます。色分けしたり、アイコンを使うことが視覚的な刺激になり、情報を鮮明に憶えやすくなります。
  • 関連性を示す線や矢印を使うマインドマップでは要素やトピック間の関連性を示すための線引きや矢印は重要です。線や矢印を使うことで、複雑な情報のつながりを把握しやすくなり、理解しやすくなります。
  • 自分の好きな型やレイアウトを使うマインドマップには決まりはありません。自分の好きな型や自分が見やすいスタイルで自由に作ることができます。
  • レビューとアップデートを行うマインドマップは一度作って終わりにするのではなく、繰り返し見直したり、書き足したりすることで、更なる理解を深め、新しい記憶を追加していくことができます。
  • 就学前から使えるマインドマップは小さい子供でもお絵描きの延長のように作ることができます。以下の動画は幼児から低学年向けのマインドマップの作成例を紹介しています。

www.youtube.com

 

まとめ

マインドマップは子供から大人まで幅広い年齢層で活用できる便利なツールです。自分に合った構造と視覚的な表現により、情報の整理や記憶の促進、クリエイティブな思考など多くのメリットをもたらします。

特に、子供の教育にこのマインドマップを取り入れることで、子供の理解度が上がり、記憶の定着に大いに役立つと思います。親がやり方を教えてあげて、最初はいっしょに作っていくといいと思います。特に、英単語の習得に効果が期待できると思います。私の子供が通っていたイギリスの中学校ではマインドマップはいろいろな教科の授業で取り入れられていました。また、マインドマップの作り方を覚えた子供自ら、自分の試験勉強のためにマインドマップを作っていたこともあります。ノートの取り方は個人によって違いますが、もしマインドマップがお子さんの勉強法に適しているのではないかと思われるなら、一度お子さんにマインドマップの存在を教えてあげてほしいと思います。マインドマップは大人になっても、自分の思考をまとめるために利用できます。また、社会人の場合、会社のプレゼンテーションでも使える手法なので、一度、試してみられることをおすすめします。

 

ともきりママ