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ディスレクシアの子供のための学習支援法:5つのアドバイス

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

ディスレクシア(識字障害)という言葉を聞いたことがありますか。ディスレクシアは、日本ではまだあまり知られていない学習障害の一つですが、欧米では広く知られています。ディスレクシアの子供たちは読み書きが苦手なため、学校での学習がとても大変になります。私の2人の子供もディスレクシアです。今回は、ディスレクシアの子供を家庭で支援するための5つのアドバイスを書いていきます。ディスレクシアの子供たちの親御さんたちは是非この記事を参考のひとつにして、子供たちの学習をサポートしてください。

 

ディスレクシアとは

ディスレクシア(識字障害)とは、読み書きに関する学習障害の一つで、文字の認識や音と文字の対応に問題が発生する状態を指します。このため、読み書きに時間がかかったり、誤字脱字が多くなったりすることがあります。

ディスレクシアは、知能レベルや教育環境とは関係なく、約10人に1人の割合で発生すると言われています。

ディスレクシアは子供のころから発症する場合が多く、その症状が見つかるのは子供が小学校入学してしばらくして学習がうまく進まない時が多いです。ディスレクシアの子供たちは、文字を認識することが難しく、文字の形や配置、文字間の関係などに敏感に反応するため、文章を理解するこが困難になります。

私の子供が通っていたイギリスの小学校・中学校ではディスレクシアの子供のための授業がありました。日本でも対応している学校は増えてきていると思いますが、この記事では、ディスレクシアと診断されたお子さんを家庭で支援する方法を紹介します。

 

ディスレクシアの症状の例

一般的に、ディスレクシアの症状には主に以下のようなものが挙げられます。

  • 読み書きが遅い
  • 文字や単語の順番が逆になる
  • 音読が難しい
  • 読み上げる時に音や単語が飛ぶ
  • 文章中の文字の位置を混同する
  • 読んだ文章を理解することが難しい
  • 時計やカレンダーを正確に読み取れない

ただし、これらの症状はすべてディスレクシアに限ったものではありません。これらの症状を見て即ディスレクシアだ!と思い込まないように注意してください。ディスレクシアであるという診断は医師や専門家が行います。気になる場合は医師に相談してください。

私の2人の子供にディスレクシアの診断が下りたのは大学入学後でした。小学校の頃から読み書きが遅いことが気になっていましたが、イギリスでの子供の生活は、月曜から金曜はイギリス人の学校、土曜日は日本人学校補習校に通っていたため、英語と日本語の2か国語で学習しているせいだと思い込んでいました。そのため、診断テストも受けずじまいでした。大学入学後に、膨大な勉強量になり、本人たちが自ら気づいて診断を受けました。もっと早くに親の私が気づいていたら、と思っています。

 

 

ディスレクシアの学習支援法:5つのアドバイス

 

1.集中力を高めるために短い時間で勉強する

ディスレクシアの子供たちは集中力を維持することが難しい場合があります。なぜなら、文章を読み理解することが難しかったり、文字自体がゆがんで見えたりするため、長時間勉強に集中することが困難になります。効果的な勉強法として、短時間の勉強と休み時間を組み合わせます。例えば、30分勉強と10分の休憩を繰り返す方法がおすすめです。

2.視覚的な教材を使う

ディスレクシアの子供たちは文字を読むことが難しい場合があります。そのため、視覚的な教材を使うことで、文字を読む学習をカバーできることがあります。例えば、イラストや写真を使った教材を使用したり、動画サイトを利用したりします。私の子供はディスレクシアで読むことに難しさを感じていたため、動画サイトに学習したい単元の動画がないか探して、その動画を見て勉強しました。親が子供のために、文字を読む以外の方法を見つけてあげることはおすすめです。

 

3.音声を使って勉強する

ディスレクシアの子供たちは、音声を聞くことで情報を理解するのが得意な場合があります。そのため、音声を使った教材を使うことで勉強に集中することができます。音声を使ったテキストやオーディオブック、または動画などの教材が有効です。

 

4.定期的に復習する

ディスレクシアの子供たちは、勉強した内容を覚えるのが難しい場合があります。そのため、定期的に復習することが大切です。例えば、1週間ごとに復習することで、覚えることが難しい場合でも記憶が定着していきます。子供が低学年の場合は、学習プランを親が立ててあげて見守ります。親は子供の小さな成功でもちゃんと褒めてあげるようにします。

 

5.休憩をきちんと取る

ディスレクシアの子供たちは、勉強に疲れやすい場合があります。そのため、休憩を取ることは大事なことです。休憩を取ることで、集中力を回復できます。そして、夜遅くまで勉強をしないように気をつけます。十分な睡眠は翌日の学校での集中力につながるため、子供の年齢に合った睡眠時間を確保します。

 

以上が、ディスレクシアの子供たちのために家庭でできる学習支援方法です。これらの5つのポイントを実践することで、ディスレクシアの子供たちは、より効果的に勉強できるようになると思います。

 

まとめ】

ディスレクシアは、読み書きや言葉の理解の能力に影響を与える学習障害です。このような子供たちが勉強する上では特別な配慮が必要だと思います。ディスレクシアと診断を受けた場合、学校で受けられる支援を問い合わせることは大事なステップです。その上で、今回ご紹介した家庭でできる支援法を実践してみてください。

学習障害の一つ、という響きに抵抗を感じる親御さんも中にはいらっしゃるかもしれませんが、ディスレクシアの子供に合わせた教育方法を提供することは子供自身には重要なことです。

私の子供たちは大学入学後にディスレクシアと診断され、勉強方法を従来の読む方法から視聴する方法に変えたところ、学習速度と理解度はかなり進んだと話していました。

ディスレクシアの子供たちが自信を持って勉強に取り組めるよう、学校だけでなく、家庭でも親のサポートは必要です。親がまずはディスレクシアを正しく理解し、子供に合った勉強法を教えてあげましょう。

 

ともきりママ