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おうち教育で子ども2人医学部合格

日本vsイギリス 子供たちの勉強方法の違いと優秀さの真実 中編

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

前回からの続きです。

 

日本とイギリスの子供たちの勉強方法

日本とイギリスの教育システムは大きく異なっています。そのため、子供たちの勉強方法にも違いがあります。ここでは、その違いの特徴を挙げていきます。また、どちらが効果的な勉強方法であるか考察したいと思います。

 

 

【1.日本の子供たちの勉強方法の特徴】

  • 復習と暗記が重視される:日本の教育システムでは復習と暗記が重視されています。”詰め込み教育”と呼ばれることもありますが、知識を豊富に身に付けられます。
  • 個人的な意見よりも正解を導き出すことが重視される:日本の教育システムでは、個人的な意見や考えよりも、正解が重視され、正解を導き出すことを重視する傾向があります。
  • 衛生面の教育が行われている:校内は上履き、給食前に手を洗う、トイレの後手を洗う、などの衛生面での教育が学校で行われています。
  • 協調性・集団生活を大切にする:チームワークを重んじて、協調性を養います。運動会や発表会などのアクティビティが豊富です。
  • 小さい時から勉強する:親の教育方針によっては、子供は幼稚園児の時から英語を習ったり、○○式のような算数のお教室で勉強する場合もあります。
  • 塾の勉強が重視される:日本では学校の勉強だけでなく、塾など学校以外での教育を受ける子供が多いです。
  • 夜遅くまで勉強する:中学受験前の子供たちや中学生以上の子供たちには、深夜まで勉強する子供が多いです。

 

 

【2.イギリスの子供たちの勉強方法の特徴】

  • 自主性が重視される:イギリスの教育システムでは自主性が重視されています。小学校では、勉強を教えるより、子供自身が自主的に勉強する学習習慣を身に付けさせることを目標にしています。
  • 小学校の教科書は使い回し:一般的に、小学校では教科書は配られません。学校に置いてある何代も使ったであろう古びた教科書を借ります。学年が終われば返却します。
  • 議論型の授業が多い:イギリスの教育システムでは、子供たちが主体的に考え、議論することが重視されています。授業での発言や討論が重要視されて、子供たちは自分の考えを自由に述べることができます。
  • 授業は必ずしも教科書通りに進まない:きっちりと教科書通りに授業が行われるわけではなく、議論や実験や校外学習などで子供が飽きないように工夫されている場合が多いです。
  • 暗記することを指導されない:例えば、日本では当たり前の九九の暗記は、イギリスでは先生から暗記するように言われません。試験にも、暗記問題はまず出ません。
  • 読書は重要視されている:幼児の時は親が絵本を読み聞かせ、字が読めるようになれば子供が本を親に読み聞かせたり、子供自身が一人で読んだり、する読書の習慣がイギリスにはあります。本読みは小学校入学してから小学校卒業まで毎日の宿題です。好きな本を好きなだけ読むというゆるい宿題です。
  • 夜遅くまで勉強しない:イギリスの子供たちは、小学生はもちろんのこと、中高生も夜遅くまで勉強することは稀です。中学卒業時と高校卒業時の国家試験がありますが、夜中まで勉強するという習慣はイギリス人の子供にはありません。
  • 試験は記述式が多い:一部の理系の科目以外では、試験はほとんど記述式です。子供たちは、自分が理解していることや自分の意見や考えを交えて試験問題に取り組みます。

 

3.どちらが効果的な勉強の方法か?

 

日本とイギリス両国の勉強方法には、それぞれ長所と短所がありますが、どちらが効果的なのかという判定は、やはりそれぞれ教育システムが違うため、非常に難しいと思います。

効果的な点について言えば、日本の場合、基礎学力の習得に重点が置かれ、正確で迅速な判断力が培われ、高い学力を得ることができます。世界学力ランキング(PISA)でも、日本は常に上位に入っています。この結果を見ると、日本の子供たちの勉強方法は効果的であると思います。

一方、イギリスの勉強方法においては、コミュニケーション能力や批判的思考(Critical thinking)、自己表現能力が養われ、将来的に自己実現がしやすくなると思います。また、中学卒業時には自分の将来目標への道を決め、高校で学ぶべき科目を選択し、それらの科目を高校で深く学習できます。

結論としては、どちらの勉強方法も一長一短でありますが、お互いの良いポイントを自分の子供の勉強方法に取り入れてみることで、子供の能力をより伸ばせるのではないかと思います。

例えば、イギリスは小学生のうちは必ず毎日読書をします。1ページでもいいから、本は読まないといけないという学校からの指導があります。その結果、中学に入っても、本を読む子供は多いです。(本好きになる)読書の楽しさを知ることは、勉強面だけでなく、趣味として生活が充実するものになると思います。

 

 

次回に続きます。

 

ともきりママ