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おうち教育で子ども2人医学部合格

教育格差 親ガチャで子供の将来は決まるの? 前編

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

教育格差とは、嫌な重い言葉ですね。親ガチャがハズレだ、とか、親ガチャのランクだとか、これらは若い世代で最近よく使われる言葉のようですが、格差自体は昔からあります。

 

教育格差が生まれる背景には、日本に限らずどこの国でもそうですが、経済の差が大きく影響していると思います。こんなこと誰でも知っている現実ですが、今回は改めて教育格差について考えていきたいと思います。

 

一般的に、経済的に余裕のある家庭の子供の教育水準は、経済的に不利な立場にある子供よりも高いとされています。それは以下のような理由が考えられます。

 

まず、裕福な家庭には教育資源がたくさんあります。例えば、本がたくさんあったり、最新型の教育ツールがあったり、家庭内で何気なく触れることができる機会がたくさんあります。また、塾や家庭教師、英会話教室など学校外での追加的教育を受けることができます。また、様々な習い事や体験学習、例えば、ピアノやバイオリンを習う音楽教室や、スポーツクラブ、夏休みの旅行など、勉強以外の体験を多くさせることができます。

 

次に、教育熱心な親が多い傾向があります。子供を私立の小学校や中学校に通わせたり、子供を短期留学されたりします。高所得とされる職業の親は自らの職業の話や子供にもその職業に就く方法などを伝えることができます。またインテリの親も多く、自らの知的趣味、例えば読書や芸術鑑賞などを子供にも紹介します。子供は親の影響で自分の進む道を決めやすく、またそのための勉強法なども親から教わることができます。

 

政治家の子供も政治家になったり、医者の子供も医者になったり、というケースが多々あるのも、こういった現状から考えるとなるほどと思います。

 

我が家の場合、2人の子供は長年住んでいたイギリスの大学の医学部に入学しましたが、子供が見たところ医学生の半分ぐらいは医者の子供だったそうです。そりゃあ、そうでしょう。なぜなら、医者の子供は小さい時から家に「医者」がいて「医者」の話をたくさん聞いて育つのですから。その上、医者の親はどういう勉強をすれば医学部に入れるのか自身の体験から、子供に直接教えてあげられますから。少々個人的なやっかみが入りましたが(笑)、私の子供たちが苦労して医学部合格のために奔走していたことを(詳細は控えます)、医者の子供は難なくクリアしていることに正直不公平感をぬぐえませんでした。

 

一方、経済的に不利な家庭の子達は、経済事情から進学を断念せざるを得なかったり、またはアルバイトで家計を助けたりする場合も多いと思います。また、家で落ち着いて学習するスペースも時間も取りにくかったり、塾や英会話教室、音楽などの習い事のチャンスも少なかったりします。

また、親が生活に追われている場合、子供の教育まで考える余裕は時間的にも精神的にも持つことが困難になると考えられます。

 

 

経済的に余裕がある、経済的に余裕がない、という定義はあいまいでそれぞれの家庭の事情によるものですが、余裕がないと感じている家庭のほうが、余裕があると感じている家庭よりもずっと多いのが現実だと思います。コロナ禍による収入低下、失業、物価高、税金など一般人には厳しい世の中です。でも、頑張ろう、という気持ちは持ち続けたいですね。

 

イギリス医学部の学生半分ぐらいは医者の子供と書きましたが、逆に半分は一般家庭や経済的に不利な家庭の子供です。では、サラリーマン家庭のうちの子達も含めて、どのように難関突破できたのか、次回に続きます。

 

 

ともきりママ