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おうち教育で子ども2人医学部合格

教育格差 親ガチャで子供の将来は決まるの? 後編

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

教育格差は親ガチャで決まるのでしょうか。親ガチャハズレなんて、親にはショックな言葉です。親ガチャとは、どんな親の元に生まれたかで子供の人生が決まってしまうという、ある種の自虐的な「諦観」のようですね。だけど、ハズレなんて宝くじだって同じです。当選するのは稀。たいていハズレです。ただ、こんな言葉が流行語になって、それを信じて無気力になってしまう子供が増えるのは非常に残念です。

 

さて、前回、経済的に余裕のある家庭とそうでない家庭との教育格差の話をしましたが、今回は経済的に余裕がない家庭の場合、どのように子供をサポートしていくか、ということを自分の経験から考えてみます。

 

まず、子供を子供が望む将来を実現させてあげるためには、大前提として、親は子供をしっかりと支えていく覚悟を持たなければなりません。どのように支えていくかを3点にまとめました。

 

【親の必須サポート】

1.教育への投資

2.親が模範になる

3.親や家族の協力

4.良好な親子のコミュニケーション

 

1.教育への投資

経済的に厳しくても、どうしても最低限の教育への投資は必要です。参考書などの書籍の購入、塾や予備校、夏期講習などの費用は、大学進学を目指す場合、子供によっては必要になると思います。学校以外の教育費は学年が上がるにつれ増える一方です。ですから、幼児期からたくさん教育費を使ってしまうと後半苦しくなる場合が考えられます。皆が購入しているから、お友達が皆通っているから、という流れに乗らないことが重要です。参考書や問題集は、やたらと買わずによく厳選して買います。塾も同様です。何年生になったら塾に行く、というのではなく、自分の子供は塾に行くべきか否か、を見極めます。そのためには、親は定期的に子供の勉強の進捗状況をチェックします。

 

2.親が模範になる

親が子育ての中で模範になることは子供の健全な成長にとって非常に重要です。親が子供に「勉強しなさい」と言いいつつ、自分はソファーや畳の上でごろごろテレビを見ていたら説得力がありません。また、親自身は読書をしないのに、子供に読書をすすめても効果はありません。子供は親の姿をよく見ています。親は以下の点を考慮に入れておきましょう。

  • 健康的な生活 健康的な食生活、身体を動かす習慣、歯磨きやお風呂など
  • 学びの姿勢 読書、習い事、資格取得勉強など、親も学習する姿勢
  • 道徳的な行動 相手を尊重する、嘘をつかない、社会ルールを守るなど

 

3.親や家族の協力

家族全員協力して学習環境を整えます。子供が落ち着いて勉強できるスペースや部屋を確保します。子供が勉強している時間はテレビなどの音を静かにして協力します。勉強する時間は何時から何時と決めて、自由時間も何時から何時と決めておくと、子供は勉強しやすくなります。そして、自由時間はネットでもテレビでも好きなことをさせてあげます。が、ONとOFFのはっきりした生活習慣子供の学習習慣を作ります。学習習慣を身に付けることはとても重要なので、早いうちから習慣化させます。

 

4.良好な親子のコミュニケーション

子供との会話は非常に重要です。たわいない会話でも真面目な話でも日常生活において継続的な会話は大切です。日々の会話の中で、子供が抱える悩みや問題を聞いたり、親の考えを伝えたりします。子供とはいえ一人の人間ですから、子供の言うことを尊重し、共感することで子供は自己肯定感を高めます。悩みの場合、一緒に考える姿勢をみせ、解決策を話し合います。じっくりと時間をかけて聞いてあげます。親が真剣に話を聞いてくれるで子供は安心感や親への信頼感を得ることができます。

 

 

以上、経済的な余裕がない家庭の対策を述べましたが、これらをきっちり実行することは簡単ではないと思います。私自身、これらができていたかと問われれば、戸惑いを隠せないでしょう。ただ、一番重要なことは、子供とのコミュニケーションが取れている、ということです。言い換えれば、良好な親子関係を維持していれば、子供が何を求めているのか、将来どんな職業につきたいのか、何か問題を抱えているのか、など知ることができます。それによって、親としてのアドバイスや情報収集、サポートの方法を知ることができます。

 

親が子供の教育に関心を持ち続け、子供との対話を重視し、しっかりと支えていくだけで、子供の将来の可能性は大きく広がると思います。経済的に不利であっても、親の意識とやり方次第で、親ガチャハズレを転じて親ガチャ当たりになると思います。

 

 

ともきりママ