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おうち教育で子ども2人医学部合格

勉強でやる気が出ない子・勉強嫌いの子 どうしたらいい?

 

こんにちは、ともきりママです。

 

勉強でやる気が出ない子や勉強嫌いの子は、どうしたら勉強してくれるのでしょうか。やる気スイッチはどこにあるのか、勉強嫌いな子にかける言葉は何か、やる気を出す方法はあるのか、など、多くの親御さんが一度は経験する悩みだと思います。

 

原因は複数あると思います。親はまずその原因を見つけ、その上でやる気を引き出す方法を探すことが大切です。以下では、それらの考えられる原因と親ができる対策について述べていきます。

 

【やる気が出ない・勉強嫌いの原因】

  1. 学習レベルや内容が合わない
  2. 学習環境が整っていない
  3. 目的が無い
  4. モチベーションが低下している

 

 

1.学習レベルや内容が合わない

勉強でやる気の出ない子や勉強嫌いの子の一つの原因として、学習内容が合わないということが挙げられます。例えば、子供が苦手とする教科や、教科の中でも理解が難しいと感じる箇所がある場合、その強化やその箇所に対する自信や興味が低下してしまい、やる気が出なくなってしまうことがあります。また、以前の勉強をおろそかにしてしまい、授業についていけずチンプンカンプンな状況になってしまい、諦めてしまう場合もあります。

 

2.学習環境が整っていない

学習環境とは、例えば、学習スペースが不適切だったり、必要な教材がなかったり、勉強時間が定まっていない、または、勉強時間が長すぎる、などが挙げられます。学習環境が整っていないと、子供は勉強に集中することが難しくなり、やる気が失せてしまうことがあります。

 

3.目的が無い

何のために勉強をするのか、この勉強をしたら先に何があるのか、などの見通しが全くないと、子供は勉強する意味や価値を見出せなくなります。

 

4.モチベーションが低下している

モチベーションが低下してしまうと、子供は勉強に対して積極的な姿勢を取ることができず、やる気がでなくなってしまいます。モチベーションの低下の原因は、例えば、勉強の成果が出ない、成績が良くないことや、周りの状況による影響や勉強以外での悩みがある、ことなどが考えられます。

 

 

 

【親ができる対策】

  1. 学習内容を工夫する
  2. 学習環境を整える
  3. 勉強する目的について話し合う
  4. 子供のモチベーションを高める

 

1.学習内容を工夫する

子供が苦手とする教科や箇所を、きちんと把握します。その上で、子供に合った方法で、例えば、教科書以外の教材を使ったり、遊び感覚で学べるアプリやゲームを取り入れたりすることで、子供の興味を引き出し、理解度を高め、自信を持たせることができます。また、学習内容を子供に選ばせることも有効だと思います。子供が好きなテーマを選ぶことで学習に対するモチベーションが高まり、やる気を引き出すことができます。

 

2.学習環境を整える

子供が勉強に集中できるように、親は子供の学習環境を整えることは重要です。例えば、子供部屋に専用の机を設置する、静かな勉強専用スペースを用意する、必要な教材を揃える、などです。また、時間割も大切です。前回の記事にも書きましたが、何時から何時までは勉強、何時から何時までは遊び、というようにスケジュールをはっきりさせることが子供には重要です。長時間の勉強は子供にとってストレスになるだけでなく、集中力や理解力が続かず、勉強嫌いを加速させてしまうこともあります。ONとOFFがはっきりした適切な時間設定が、子供に学習習慣を身に付けさせることにもなります。

 

3.勉強する目的について親子で話し合う

勉強することで、自分の好きなことをできるようになる、という説明をします。自分の夢や目標を実現するために、今勉強して必要な知識を学ぶことや、自分で考える力や問題を解決する能力を持つことで自分自身の可能性が広がっていく、ということを伝えると良いと思います。子供の年齢や性格を考慮に入れて、あなたの考えをあなたの言葉で伝えて親子で話し合うことが大切だと思います。

 

4.子供のモチベーションを高める

子供のモチベーションを高める方法としては、例えば、子供が興味を持つことに対して肯定すること、褒めてあげること、また、小さな目標を設定して達成感を味わうことも挙げられます。また、子供と一緒に勉強することも大切です。子供が勉強に対してポジティブなイメージを持てるようになるのと、勉強する安心感を与えることができます。ただし、子供に無理をさせたり、過度にプレッシャーをかけたりしないように気をつけます。「なんでこんなことも分からないの」「このままだとクラスでビリになるよ」「中学でついていけないよ」などのようなネガティブな言い方はNGです。小さな成功でも褒めてあげることを忘れないようにします。

 

以上、勉強でやる気が出ない子や勉強嫌いの子の原因と対策について解説しました。私が長年住んでいたイギリスでは、子供は小学生のうちは家で勉強する時間がとても少なく、ただ、親子や家族での会話はとても多かった印象でした。小学生でも将来は何になりたいという目標を持つ子供も多く、親はそれに関連する遊びやお出掛けなどで子供のモチベーションを高めていたと思います。小学校の勉強の成績を重視せず、むしろ、勉強以外の経験(遊び)を重視していました。

 

日本とイギリスでは教育システムが違いますが、私が体験して学んだことは、勉強時間と遊び時間のどちらも大切にするということです。たぶんその方が、学習効果が高いような気がします。

 

 

ともきりママ