今日もがんばったね!

おうち教育で子ども2人医学部合格

子育ては素晴らしい経験だが、イライラもする 中編

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

前回からの続きです。

 

3.イライラを防ぐためのアドバイス

 

子育てのイライラを防ぐためには、まず、その原因を考えてみます。

 

1.睡眠不足や体の疲れ

子育てはとても大変な仕事で、寝不足や疲れが蓄積することがよくあります。赤ちゃんの夜中の世話、子供の夜泣き、子供の病気などで親は寝ることができず、疲れがたまり気持ちに余裕がなくなってしまいます。その結果、些細な事でもイライラしてしまうことがよくあります。

 

2.家事や仕事とのバランス

子育てをしながら、仕事や家事をすることは本当に大変です。仕事で疲れた後の子供の世話や食事作り、子供が寝た後の食器洗いや洗濯など、体や気持ちは限界に近い所で踏ん張っている親は多いと思います。

 

3.子供が言うこと聞かない、子供がわがまま

子供が自分の思うように動かなかったり、言うことを聞かない態度を取ったり、わがままを言ったり、などで親のイライラは起こりやすくなります。特に、子供がまだ言葉をよく理解できていない年齢の場合、コミュニケーションがとりにくいためイライラしてしまうことがあります。

 

4.母親と父親の意見や考えの食い違い

子育てにおいて配偶者(パートナー)との意見や考えが食い違うことはよくあります。子育てに対する価値観の違いから意見が合わず、イライラすることがあります。

 

5.経済的な問題

子育てにはお金がかかります。子供の教育費や生活費の負担が大きくなると、家計のやりくりに苦労する場合も出てきます。経済的な不安がイライラの原因になることもあります。

 

6.配偶者(パートナー)との関係が悪い

子育てや家事に協力的でない、自分の疲れや健康を気にかけてくれない、浮気をしている、など夫婦の関係が悪いと常にイライラしている状態が続きます。そのイライラの矛先が子供に向いてしまう場合もあり要注意です。日本人は面と向かって「ありがとう」と言わないタイプが多いですが、感謝の気持はやはり言葉に出します。「たいへんだったね」「いつもおつかれさま」など、言葉をかけることは大切です。言わなくても通じてる、は還暦過ぎのベテラン夫婦のみ有効です。また、浮気を疑われている場合、潔白を証明するか、浮気相手と別れるか、素直に認めて離婚するか、真剣に考えます。

 

これらの原因に加えて、子育てには予期せぬ出来事が起こることもあります。子供のケガや病気など想像していなかったストレスがかかり、イライラしてしまうこともありえます。

では、どのようにこれらのイライラを防いだり解消できるでしょうか。イギリスでの子育ての経験を交えて、解決策を以下のように提案します。

 

1.体を休めることを最優先する

月並みな言葉ですが、自分の体を休めることは非常に重要です。確かに、ワンオペ状態で子育てをしている親はコーヒー1杯ゆっくり楽しむ時間もないことは、私もよく知っています。そして、頑張ろうと思えば頑張れます。しかし、この頑張りを重ねていくと体は悲鳴を上げることになる可能性が出てきます。そうならないためには、休める時間は休むことが大切です。子供が昼寝している間に家事を済ますより、自分も休むことです。

 

2.家事を手抜きする

子育てと仕事は手抜きできないものですが、家事は手抜きできます。食事はお惣菜でもいい、冷凍食品でもいい、掃除機をかけるのは子供がいる場所だけでいい、キッチンも毎日ピカピカにしなくてもいい、お風呂掃除もテキトーでいい、など手を抜いてもいい家事はどの家庭にもあると思います。子供の健康と安全を守ることが大事なことで、手抜きできる家事は後回しでいいと思います。私が長年住んでいたイギリスでは、ワーキングママの家では平日の食事はオーブンに入れるだけの冷食一択でした。その分、子供との時間を大切にできるそうです。それから、前にも書きましたが、便利な家電を利用することも家事軽減に役立ちます。私のおすすめは、第一に食洗機、次にお掃除ロボット、そして、洗濯乾燥機です。

 

3.子供の就寝時間を定める

イギリス人家庭に習って、わが家も子供の就寝時間は、未就学児までは夜7時、小学生は夜8時に設定していました。子供がまだ眠くないと言っても寝室のライトを消してドアを閉めました。こうすることで子供の一日は終わり、大人の自由時間を得ることができます。また、成長期の子供のためにも充分な睡眠時間を確保できます。

 

4.配偶者(パートナー)と話し合う

子育てや家事の分担について話し合います。できる限り公平な分担を目指します。とはいえ、日々の生活は分担どおりには進みません。体調不良や残業など予定外の出来事が起きるのが日常生活です。いつでも気軽にお互い助け合える良好な関係が大切です。そして、週に1回は子育てから離れる時間をお互い取り合うこともイライラを防ぐ方法です。家庭によって事情は変わりますが、週末の2時間とか3時間でも自分だけの自由時間を持てることはストレスを軽減させてくれるでしょう。

 

5.自分のハードル(期待)を下げる

子育ては完璧な人間であることを要求されるものではありません。自分自身に合った方法で進めることが大事です。自分自身に負担がかかりすぎないように、自分のハードル(期待)を下げることも必要です。自分自身が抱く「理想的な子育て」「SNSのようなキラキラした子育て」「子供は勉強もスポーツもできる人気者」「スタイリッシュなワーママ像」などの理想を追い過ぎず、自分のペースの子育てをします。ハードルが高ければ、そのハードルを越えられないイライラが募ります。少しハードルを下げて、自分を解放してあげることが、イライラ防止につながります。

 

 

後編に続きます。

 

ともきりママ