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おうち教育で子ども2人医学部合格

子育ては素晴らしい経験だが、イライラもする 前編

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

今回は、子育てのイライラの原因や解消法を、イギリスでの子育て経験を交えて前半と後半に分けてお話しします。

 

目次

  1. はじめに
  2. イギリスの子育て事情
  3. イライラを防ぐためのアドバイス
  4. イギリスの虐待対策と支援
  5. まとめ

 

 

1.はじめに

 

子育ては、子供の成長や笑顔あふれる素晴らしい経験ですが、子供の行動や環境の変化によって時にはイライラすることもあります。赤ちゃんはとても可愛い存在ですが、いざ生まれて子育てが始まると、こんなにしんどいものなのかと驚いた親も多いと思います。特に、ワンオペやほぼワンオペで育児をすることは肉体的にも精神的にも辛い場合が多く、イライラが増えがちです。

しかし、自分の感情に気づき、コミュニケーションを大切にすることで、イライラを抑え、ポジティブな子育てをすることができます。ここでは、私が長年住んでいたイギリスで実際に周囲のママ友たちの子育て事情やストレス解消法などを紹介していきます。

 

 

2.イギリスの子育て事情

 

イギリスの子育て事情の特徴は、仕事と子育てが両立しやすいことです。私はイギリスの地方都市に長年住んでいて、幼稚園から高校までの子育てを経験しました。ママ友たちは働いている人が多く、上手に仕事と子育てを両立していました。イギリスでは、働く母親にとって日本よりも環境が整っていると思います。育児休暇はもちろんのこと、フレックス制を採用している職場も多く子供を保育園や幼稚園に送ってから出勤することも可能ですし、子供の迎えの時間にも自由がききます。寛大な国民性が幸いして、職場での理解度は高く、父親も子育てのためにフレックスに働くことができます。

もちろん、皆が皆、職場環境に恵まれているわけではなく、子育てにおいて祖父母の活躍も目立っていました。幼稚園や小学校の送り迎えや、父母会の出席、遊びに連れていくことなども、祖父母が行っていました。

 

一見、仕事と子育てで忙しそうなイギリス人ですが、自分自身の時間の確保はしっかりしていました。その理由は、第一に、イギリス人の生活パターンにあります。イギリスでは、一般的に、就学前の子供は夜7時に寝ます。小学生では8時です。おやすみなさい、と子供部屋のドアを閉めたら、その後は大人の時間です。例外として、赤ちゃんは夜泣きしますから、その際は赤ちゃんの部屋(個室)に行ってミルクやオムツ替えをします。このように子供の就寝時間を決めるだけでも、親は子育てから解放されるひとときを確保できます。

そして、次に考えられる理由は、父親の積極的な子育てへの関り方です。イギリスは、日本のように遅くまで残業することは稀です。また、男性育休も認知されているので、職場での子育て都合の休みや早退などの理解は得られやすいです。社会全体が、男性も子育てするもの、という認識があるため、父親がベビーカーを単独で押して買い物している姿もよく見られます。子育てを手伝っている、という意識ではなく、「子育てをやりたい!」と積極的な父親がイギリスでは多いと思いました。

また、イギリスでは子育てを手助けしてくれるシッターさんも利用しやすいため、親は自分の時間を確保しやすいです。プロのシッターさんから、近所の高校生のお姉さんシッターまで用途に合わせてお願いできます。シッターさんを頼んでまで、親は遊びに行くのか、という意見もあるかもしれませんが、イギリスではごく普通です。自分自身が充実してハッピーでないと子供をハッピーに育てられない、という考え方です。そのためには、祖父母やシッターさんに頼んで自由時間を捻出することは当たり前、ということです。

 

とはいえ、イギリス人だって子育てにイライラすることはあります。

次回に続きます。

 

ともきりママ