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親のせい?子供の偏食の原因と対策 イギリスの現状も解説

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

子供の偏食は、多くの親にとって悩みになることだと思います。健康的な食生活を送るにはバランスの取れた食事が大切ですが、子供の場合、そう簡単にバランスよく食べてくれるとは限りません。今回は、子供の偏食について、原因や対策、そして私が長年住んでいたイギリスの現状についてお話をします。

 

子供の偏食の原因はさまざまですが以下は一般的なものです。

 

子供の偏食の原因
 
 
  1. そもそもの好き嫌いの性格:持って生まれた性格で好き嫌いがはっきりしている場合があります。
  2. 親のせい:離乳食の開始が遅かったり、適切でなかった場合、好き嫌いが発生することがあります。また、親が子供が好きなものばかりを食べさせてしまうと、子供は新しい食品を試すことができず、食の経験を積めなくなります。
  3. 発達障害発達障害は子供の偏食の原因の一つとされています。食感や味覚、臭いなどで拒否反応を起こす場合があります。この場合、専門家に相談することが必要です。

 

 

子供の偏食に対する対策
 
 
  1. 手作り離乳食を与える:離乳食は子供が健康的な職生活を身に付けるために非常に重要です。正しい方法で離乳食を与え、子供が多様な食材を摂取できるようにすることが大切です。専門家が書いた離乳食の本を1冊用意するだけで、正しい方法はわかります。調理技術を問われるような作業ではないので、ママさんだけではなくパパさんにも作れると思います。手作り離乳食は、新鮮な食材を使用し、出来立てを食べられるメリットがあります。市販の離乳食は、口当たりが良いように、子供が好む味に作られていて安定した一定の味になっています。市販の弁当などもそうですが、この計算された一定の味は続くと飽きて来る場合が多いです。一方、家庭の味は毎回微妙に違っている場合が多いので、家庭の味というものに飽きがこないのはそのためではないか、と思います。もちろん、保存のきく市販の離乳食は便利なので、時と場合によって上手に取り入れていくこともアリだと思います。
  2. 新しい食品を積極的に取り入れていく:いろいろな食材を食べることで子供の職の経験値は上がります。食べず嫌い、という言葉があるように、食べたことがないものは誰でも敬遠しがちです。小さい時からさまざまな食材を口にすることで好き嫌いなく食べられるようにします。
  3. 食事の雰囲気を大切にする:食事は楽しく笑顔でしたいものです。食事の雰囲気を良くすることで、子供が食事に対してネガティブな感情を抱かないようにすることができます。子供専用のかわいい絵柄の食器を揃えたり、食事専用エプロンを用意したり、サラダにドレッシングをかける等のちょっとした調理のお手伝いをさせたりすることで積極的な楽しい演出ができると思います。離乳食を与える時でも、子供に「おいしいね」と笑顔で語りかけます。
  4. 無理やり食べさせない:無理やり食べさせることは、子供が食事に対するネガティブな感情を抱く原因になります。苦手そうな食材は、日をおいて改めて違う調理法で出すなどします。でも、どうしても嫌いな場合は、数か月間の期間をあけてみてもいいと思いますし、嫌いなら嫌いで仕方ないと思います。親が怒って食べさせようとすると、子供は親の顔色を見て無理して飲み込んだりするので危険です。
  5. 食事とおやつの時間を決めておく:食事とおやつの時間を決めておくことは大切です。特に、お菓子をダラダラと食べさせてしまうと食事に影響します。食事量が減るだけでなく、食事よりもお菓子を好むようになる場合が多いので気をつけます。

 

 

イギリスの現状
 
 
私が長年住んでいたイギリスでは、子供の偏食が深刻な問題になっています。イギリスの5歳から15歳の子供の約3分の1が偏食であると言われています。2018年には、学校での食事に関するガイドラインが改訂され、給食の無償化や健康的な給食の提供が義務化されました。また、学校によっては、朝食を出すサービスも行われています。
 
イギリスでは、子供同士が放課後に遊ぶ場合、子供だけで外遊びは危険なので(条例で決まってる)家に呼んだり呼ばれたりします。その際、子供だけで食べる簡単な夕食を出す習慣がありますが、野菜は誰も食べません。ただし、フライドポテトは例外です。中には、「私は野菜は嫌いなのでお皿に盛り付けないでください」ときっぱり言う強者までいました。なので、ピザやハンバーガー、フィッシュフライやポテトフライ、と、決まったものだけを出すようにしていました。
 
私の周囲のイギリス人の家庭では、平日の子供の夕食は手作りするよりも冷凍食品やインスタント食品を利用している印象でした。週末だけは家族そろってローストビーフなどのご馳走を食べますが、平日は手間がかからないものばかりのようでした。しかし、うちの子供がインド人や中国人のおうちに遊びに行かせてもらうと手作りの料理が出て来ておいしかったそうなので、食文化の違いがあるのでしょう。
 
ファイブ・ア・デイという野菜を1日に5ポーション食べよう運動は、もう20年以上前からイギリスでも叫ばれていますが、いまだに子供たちの野菜不足は問題視されています。
 
 
 
まとめ
 
 
子供の偏食は、親のちょっとした手間でかなり解決するのではないかと思います。子供が偏食にならないためには、親自身も好き嫌いせずにいろいろな食材を食べることを心掛けることがポイントだと思います。とはいえ、健康的な食事を続けることは簡単なことではないので、時々、チートデーを設けて好きなものを好きなだけ食べることもアリではないでしょうか。
 
最後に、子供の偏食が発達障害由来ではないかと懸念される場合は、小児科医に相談してください。発達障害が原因の場合、専門の対策方法を教えてもらうことが大切です。
 
ともきりママ