父親の役割が子供のポジティブな未来に与える影響とは？　最終回

こんにちは、ともきりママです。

【まとめ】

父親が果たす役割は、子供の健康的な発達や社会的スキルの習得、自己肯定感の向上などさまざまな側面での影響があります。

父親が積極的に子供と関わり、サポートすることで子供の人生にポジティブな影響をもたらすことができると思います。例えば、父親の関りが多い子供は自己肯定感が高く、人間関係の構築や問題解決の能力が高い、といわれています。なぜなら、父親が子供に愛情を示すことによって子供は安心感を得ることができ、自信を持てるようになり、物事に対して前向きに積極的に取り組むことを学べるからです。

イギリスの研究でも、同じように、父親が子供に愛情を示しサポートすることで、子供の発達に良い影響を与えることがわかっています。特に、男の子の自信と自己肯定感、女の子の人間関係の構築能力が向上するといわれています。

さらに、父親が積極的に子供の教育に関わることによって、子供の学習能力の向上を期待できます。なぜなら、父親が子供に対して興味を持っていること、子供の勉強を気にかけることは、子供にとっては期待されている自分がいるという自信につながるからです。誰からも期待されなければ、大人でもモチベーションを失います。それと同じで、子供は父親が自分に期待感を持っていることを感じ取り、それが学習意欲の元となると思います。

また、家族を経済的に支えている父親の姿や仕事に打ち込んでいる父親の姿を見ることで、子供は自分の夢や目標を追求するためのモチベーションを得ることができ、努力を続けて行く重要さを学ぶことができます。これらは、子供が将来、自己実現やキャリアアップのための大きな参考となると思います。

父親が子供に与えるポジティブな影響を、改めてまとめると以下の３点になります。

積極的に家庭に参加する：父親が家事や育児を手伝うことで、子供は父親の存在をより身近に感じることができます。話しかけやすい、相談しやすい存在になると思います。
子供に関心を持つ：父親が子供に関心を持ってコミュニケーションを取るようにします。父親が子供に共感し、サポートすることで子供は自分に自信を持つことができます。自己肯定感を育むことができます。
心の支えになる：子供と良好なコミュニケーションは大事です。子供がいつでも父親に話を聞いてもらえる、相談できる、信頼できる、という存在でいることは子供の心の支えになります。何か問題が起きた時に、相談できる父親の存在は重要です。子供に寄り添い、共感し、肯定的なアドバイスします。

我が家の場合ですが、イギリスに転勤になって７年後ぐらいに、夫は別の国に転勤になり家族帯同できる環境ではなかったため、単身赴任になりました。子供２人が中学になる大事な時期に父親と別居ということは、後から考えてみると、子供たちには良い環境ではなかったと思います。なぜなら、日々の生活や教育面での子育ての方法や教育方針が私の独断にならざるを得なかったからです。家庭内で母親と父親の役割は違い、その違いは子供にとって必要な違いだと思います。それは、違う物事の見かた、違う価値観、違う考え、などを学べて、自己判断する力をつけることができるからです。

父親が果たす役割は子供にとって非常に重要なものです。父親が家庭で脇役に徹してしまうこともあるかもしれませんが、実際には、父親も母親と同じように主役であり、子供の成長や未来に深く関わっていることを忘れてはいけないと思います。

父親がもたらすポジティブな影響は、子供にとって将来自分の足で歩んでいくための大きな力になります。父親との関係が良好な子供は、自身と安心感を持ち、自分自身をしっかりと信じることができるようになります。父親が子供との時間を大切にし、子供をサポートすることで、子供の未来を自分で切り拓く力を父親からもらえると思います。

父親の役割はこのように決して小さくありません。子供にとって父親がどれだけ大切で大きな存在であるか、ということを強調したいと思います。

ともきりママ