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おうち教育で子ども2人医学部合格

子どものアンガーマネジメント イギリス家庭でのトレーニング

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

今日は、子どもの怒りやイライラの感情を抑えるアンガーマネジメントについてです。

「うちの子、情緒不安定?」と思ったこと、ありませんか。

何が気に入らないのか、怒って泣いてばかり、言葉で言わず体をバタバタさせたり、モノに当たったり、など親なら一度は経験していると思います。

 

アンガーマネジメントとは、怒りやイライラなどの負の感情を抑えるための方法です。具体的には、怒りのトリガーを見つけ原因を解明したり、落ち着かせたり、ポジティブな考えに誘導したりする方法です。

 

幼児や小学生の子どものアンガーマネジメントは大切です。なぜなら、子どもたちは、自分の感情を適切に表現するスキルをまだ習得していない事が多く、怒りやイライラなどの負の感情をうまく処理できない場合が多いからです。

 

私が長年住んでいたイギリスでは、親たちは子どものアンガーマネジメントに熱心に取り組んでいるように見えました。子どもが健康的でポジティブな感情を持つことは、周囲の人たちと上手にコミュニケーションを取るために必要なスキルです

以下が、私が実際に交流していたイギリス人親たちの方法です。

 

 

1.コミュニケーションの改善

2.感情の理解

3.ポジティブな行動のお手本になる

4.家族関係の絆を強める

5.ストレスの軽減

 

1.コミュニケーションの改善

親たちは子どもとのコミュニケーションを大切にしています。子どもの気持ちや意見にじっくり耳を傾けます。そして、理解し共感することで子どもは自分の持つ負の感情を理解し、より良く表現することができるようになります。親は子どもが自分の感情を自由にできるように子供に話す機会を与え、自分の感情を抑えるのではなく、感情を表現することが大切であると教えます。

 

2.感情の理解

イギリス人の親たちは、子どもに感情を正しく理解させることを重視しています。自分の感情や他人の感情を理解するために絵本やストーリー、映画や日々の生活シーンから感情について教えてあげます。親は子どもがどう感じているか聞き、理解を示すことで子どもが自分自身の感情を理解するようになります。

 

3.ポジティブな行動のお手本になる

親がポジティブな言葉を使うことで子どもは自分を表現しやすくなります。ネガティブな考え方よりも、ポジティブな考え方を教えてあげます。例えば、問題が発生した場合、子どもにポジティブな解決策を示すことで、子どもが自分の問題解決能力を高めることができます。

また、親は自分自身が怒りやストレスを感じた時に、適切に対処すること示すことで子どもにポジティブな行動のお手本になります。

 

4.家族関係の絆を強める

家族仲良く、お母さん、お父さんでも、兄弟姉妹でも、おじいちゃん、おばあちゃんでも、誰でも自分の気持ちを話せるような家庭環境を作ります。家族は互いにどんな感情でも表現でき、気持ちを理解し合えるような家族関係を作ります。

 

5.ストレスの軽減

イギリス人親たちは、子どもがなるべくストレスのない生活を送ることを重要だと考えています。なので、子どもが自由に遊べる時間を大切にしています。そのための時間を確保してあげます。高学年の受験期でさえ、勉強ばかりでなく遊びやスポーツのための時間を提供することで子どものストレスを減らしています。

 

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日本人は周囲の人たちに気配りができ、協調性があり、我慢強く、時には自分よりも相手を優先させてあげたり、します。それは、日本人の素晴らしい美点であります。けれども、自分の気持ちを押し込んで譲歩してしまい、相手に主導権を渡してしまう場面も発生することもあるかと思います。特に、外国人相手だと相手の押しの強さに負けることもあります。

 

アンガーマネジメントは、いかに自分の怒りの感情を相手に冷静に伝えられるか、ということで、怒りを消すこととは違います。アンガーマネジメントは、怒らないことではない、ということを最後に念を押しておきます。相手に不愉快なことをされれば、誰だって気分を害し怒ります。その怒りを表現できず自分の内側にしまってしまうことは、自分のストレスになるだけだからです。

 

 

ともきりママ