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おうち教育で子ども2人医学部合格

新学年に向けて いじめの予防と対策について その8

 

 

 

こんにちは、ともきりママです。

 

誰かがいじめを受けている場面を目撃したり、友達がいじめで苦しんでいることに気づいた時、どうしたらいいでしょうか。まずは、先生や大人に知らせることが大切だと思いますが、そのことで今度は自分がターゲットになったり、報復や嫌がらせを受けるかもしれないと思うと、躊躇してしまうと思います。

もし、あなたの子供がいじめを目撃したと伝えてきたら、あなたはどんなアドバイスをしますか。

 

5.いじめを目撃したり、気づいた場合の対処法

 

友達がいじめを受けていると相談してきた場合の対処法について、以下のようなプロセスで話を進めるといいと思います。

 

1.子供の話をじっくり聞く

被害者が自分の子供でなくても、いじめの話は辛いものです。子供が話す内容を遮らないで一通り聞きます。それから、いつ、誰が、どこで、どのようないじめを行ったのかを明確にします。子供の気持に共感し、「よく話してくれたね」と子供をほめてあげます。

2.子供の気持ちを聞く

対処法を考える前に、子供の気持ちを聞いておくことは大切です。友達のいじめに対して子供はどうしたいのかを聞きます。

  • いじめられている友達を助けたい
  • 助けたいけど、誰にも知られたくない(報復が怖い)
  • 次のターゲットにされそうだから、助けたくない
  • 可哀そうだけど、関りたくない

上記のように子供の気持は個人によって違います。

3.対処法を一緒に考える

子供の気持ちを聞いた上でどのような対処法がいいかアイデアを出し合います。また、そのアイデアが適切なものかどうか、子供にリスクが及ばないかどうか、など第三者目線で見てもらうために、夫や妻、兄弟姉妹、親や義理親など周囲の人にジャッジしてもらいます。

4.考えた対処法に従った行動を起こす

いじめ解決の第一ステップは、学校の先生に知ってもらうことです。子供が学校で先生に通報する、親が秘密裏に先生に通報する、もしくは、第三者から匿名で学校に連絡する、など、先生に知らせる手段はいくつかあると思います。親は、いじめを受けている友達の状況と自分の子供に火の粉がかからない状況の2つを考慮に入れて行動します。

5.大切なことは自分の子供を守ること

道徳的に考えれば、正義の王道、「子供が堂々と友達を助け、先生に相談しに行く」ということでしょう。が、私はこれは自分の子供にとってはリスクしかないと思います。私なら、三者から匿名で学校に電話してもらう、と思います。もちろん、非通知設定です。第三者は、信頼できる親族にお願いすると思います。ママ友とか学校関係者だと、万が一でも漏れる可能性があるからです。そして、そのことは子供にさえも、知らせないようにします。知っていることは秘密にしていても口から出ることがあります。子供の判断で親友に言ってしまうかもしれません。知らなければ、言いませんから。学校側がその電話で動くかはわかりませんが、やるだけのことはやったと思います。

子供への説明は、別の信頼できいる内容のシナリオを提示すればいいと思います。子供には嘘をつくことになるので心苦しい点はありますが、やはり自分の子供は最優先ですから。

ただし、この方法は最善ではありません。あくまで、私ならそうする、だけです。

 

 

6.まとめ

 

いじめは、子供たちの安全と幸福を脅かす深刻な問題です。大人なら無視してやり過ごせることでも、子供は、深刻な恐怖、悲しみ、苦しみ、辛さ、孤独感、など負の感情に支配されてしまします。いじめは、子供の健全な心の成長に影を落とすだけでなく、大人になっても苦しむほどのダメージを与えることもあります。

 

子供の異変に気づいたり、子供がいじめを受けていると話してきた場合、親は全力で子供を守ることを考えます。親自身もショックで眠れぬ夜を過ごすことになりますが、未発達の子供の苦しみは計り知れないと思います。

 

私が一番強調したいことは、親子がいろいろなことを話し合える雰囲気を日ごろから作っておくことです。その為には普段の生活において、話ができる時間を持つことです。何十分ではなく、ほんの5分や10分でも今日の出来事やニュースの話や、趣味の話でも何でもいいので、子供と話をできる関係を作り維持する努力をすることが大切だと思います。嬉しい時、悲しい時、など、どんな時でもお互いに心を開いて支え合う土台ができていれば、子供は親に相談してきやすくなります。

 

いじめは、学校や教育委員会、警察や弁護士などが動いても、続く場合もあります。そんな時は、思い切って転校するとか転居することも視野に入れていいと思います。

私の子供はイギリスの学校でいじめを受けていて、学校もいろいろと対処してくれましたが、中々いじめは終わりませんでした。私もだんだん感情的になってきて、学校に涙で訴えたこともありました。

いじめは、いじめる側が「止めよう」という気持ちにならなければ終わりません。どんなに大人や学校からの圧を受けても、いじめる子供は、いじめの方法やターゲットを変えるだけで、いじめ自体を止めることはないのだと、知りました。いじめは、ある種の子供には楽しいストレス解消のはけ口なのです。

もし、あなたの子供がいじめを受けていて、万策尽きてしまった場合、転校や転居を私はおすすめします。または、不登校にさせてもいいと思います。いじめ側との接触点を断絶するしかないのだと残念ながら思います。

 

長くなりましたが、読んで下さって本当にありがとうございます。星を付けてくださった方、とても励まされています。ありがとうございました。

 

ともきりママ