イギリスの家庭教育 日本VSイギリス
こんにちは、ともきりママです。
日本の親は教育熱心ですよね。私もそうでした。
私は、就学前の子供にひらがなを教えたり、簡単な算数も教えたりしていました。
見回すと周囲のママさんたちもやっていました。
他のお子さんが漢字まで読めると知ると、焦ったりしたことを懐かしく思います。
私は夫の転勤で幼児2人連れてイギリスに長年住んでいました。
今回は、私が実際に見聞きしたイギリスの家庭での教育についてお話しします。t
未就学児と小学生の話です。
イギリスでは、家庭での子育てにおいて、多くの親は自分たちのやり方で子育てをすることに自信を持っています。子育て中は、両親や義両親の協力をあおぐ家庭も多く、その家庭独自の子育て方針(やり方)があります。
日々の生活において、親は子供たちの日常生活をサポートするために、家事は早めに切り上げ、子供との時間を大切にしています。
子供の年齢に応じた就寝時間を守り、子供が寝た後の大人の時間も大切にしています。
イギリスの家庭では、親が子供たちに勉強をさせることは一般的ではありません。
イギリスでは、学校教育が重視されていて、学校での学習が主体です。
もちろん、宿題のチェックや解説をすることもありますが、子供が中学に入学するまでは学校以外の勉強をさせることは、まず、ありません。
せいぜい、本読み1ページぐらいが宿題といえば宿題ですが、読むか読まないかは子供次第で強制ではないのです。
イギリスでは、未就学児や児童に家で勉強させているのは【アジアンペアレンツ】だという認識があります。
日本人、中国人、韓国人、インド人などアジア人の親は教育熱心で子供が小さいころから勉強をたくさんさせる、アジア人親イコール教育ママ&パパ、とイギリス人は考えています。
少々軽蔑が混ざった言葉です。
小さいころから大学受験まで親が必死に子供に勉強させるのは、どうやら滑稽な印象を与えているようです。
我が家の子供たちは、平日は現地の学校、土曜は日本人学校補習校に通っていました。
その話をイギリス人にすると、「土曜日まで勉強させてるの!」と驚かれました。
イギリス人の週末は、土曜日は男の子はサッカー、女の子は別のスポーツなどをして、日曜日は家族でサンデーディナーを囲んでリラックスします。
このように、イギリスの子供たちは余裕のある暮らしぶりの中で育ち、一家団欒、
勉強、スポーツ、趣味、遊び、旅行など、人生をエンジョイすることを身に付けます。
では、イギリス人の子供が勉学的に劣っているかというと、違います。
イギリス人はこの生活パターンで優秀な子供に育てているのです。
イギリス人の子供たちは中学校に上がると、家でも勉強するようになり、
その実力は驚くほどのものになります。
どのように学力が伸びていくのか?
長くなるので、その様子は次の記事で書いていきます。
ともきりママ