子供に自己肯定感を持たせる方法
こんにちは、ともきりママです。
最近、【承認欲求】という言葉をよく見聞きします。
承認欲求とは、他人から認めてほしい欲求を指します。
SNS上で問題行動の動画をアップして問題になったニュースを最近多く見ますが、
これらの行動は承認欲求の表れだともいわれています。
今回のトピックの【自己肯定感】と【承認欲求】は互いに密接な関係があります。
自己肯定感とは、自分自身に対する評価や信頼の感覚を指します。
大まかに説明しますと、以下のようだと思います。
自己肯定感の高い人➡自分の能力や力を信頼し、自信を持っている。
自己肯定感の低い人➡自分の能力や力を疑い、自信が持てない。
一般的に、自己肯定感が高い人は自分に自信があるため、他人からの承認や評価に対する依存度は低くなります。
これに対して、自己肯定感が低い人は自分に自信が持てないために、他人からの承認や評価に対する依存度が高くなります。
人は誰でも大なり小なり承認欲求を持っていると思いますが、承認欲求があまりに強すぎると、自己の価値観に影響を与えてしまう可能性があるため、健康的な承認欲求を持つことが大切だと思います。
私が長年住んでいたイギリスでは、子供が自然と自己肯定感を身に付けていけるよう子育てや教育方法でした。
それまでの私は、自分の子供は親に所属しているような感覚を持っており、頭では子供は一個人だと思うものの、親の考えは正しいのだと押しつけがましくしていました。
私が親しくしていたイギリス人親たちの職業や学歴はさまざまですが、子供に自己肯定感を持たせるためのアプローチは一貫していました。それは以下のとおりです。
1.認めて褒める
2.対等なコミュニケーション
3.リスペクトする
4.愛情を注ぐ
1.認めて褒める
子供が行ったことを正当に評価して褒めてあげます。
大人から見れば些細なことでも、見逃さず適切な言葉で褒めます。
日本人同士の会話において、自分の子供の成功を謙遜してしまうことが多々あると思いますが、謙遜よりも控え目でいいので人前でも子供を褒めてあげます。
例「○○ちゃん、すごいですね」
➡NG「そんなことないですよ。うちの子なんて~」
➡GOOD 「ありがとうございます。私もすごいと思っているのですよ~」
2.対等なコミュニケーション
会話中は子供扱いをしたり、子供の意見を軽んじることなく、対等なコミュニケーションを心掛けます。
また、子供の話すことを我慢強く聞き、子供が自分の意見を言えるように促します。(途中で遮ったりしない)
3.リスペクトする
子供の考えや感情や意見を尊重します。
間違ったことを言っている場合は、何故間違っているのかを説明します。
子供が困っている時や問題を抱えている時は、子供の考えや感情に理解を示して、解決策を話し合います。
子供扱いをして頭ごなしに否定せず、まずはじっくり聞いてあげます。
4.愛情を注ぐ
愛情表現をたくさんします。
「大好きだよ」「あなたが大切よ」「いつも味方だよ」などと、親の愛情を口に出して伝えます。
好きだと言われることが、子供に自信と信頼をもたらせると思います。
また、一緒に過ごす時間を大切に充実したものにします。
親子で何かを一緒にすることは、子供にとっては貴重な時間を過ごすことです。
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イギリスでは、親だけではなく、学校はもちろんのこと、近所の人やお店屋さんでも子供が話しかけてくれば子供の話をよく聞き、きちんと返答をしています。
文化や習慣の違いから来るのでしょうが、このような環境だから、イギリス人の子供たちは自信を持って自分の意見を言えるようになり、自己肯定感を育んでいけるのだと思いました。
自己肯定感を得られれば、過度な承認欲求を持たずに済むと思います。
子供の自己肯定感を育てる方法はさまざまで、イギリス人の方法がベストではないと思いますが、参考の一つになれればと思います。
ともきりママ